感動と感謝の場所。
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- 旅行時期:2017/10(約8年前)
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by ポポポさん(男性)
タシケント クチコミ:5件
ヤッカサライにあるムスリム共同墓地の一番奥の一画にあります。ウズベキスタンに移送されタシケントで強制労働に従事してお亡くなりになった79名の日本人抑留者の方々が埋葬されています。
ナボイ劇場建設時に亡くなられた2名の方もこの墓地に埋葬されています。
墓地内には中山恭子特命全権大使(現参議院議員)のご尽力で日本から持ち込まれ植樹された桜の木(ウズベキスタンの桜)がありました。春になれば美しい花を咲かせ、79名の方々の心を慰めていることでしょう。
この墓地は現在の墓守さんのお爺様が近くの病院で亡くなった日本人抑留者を埋葬して以来、ここに日本人が埋葬されるようになりました。そしてこの墓地は子から孫へと墓守が引き継がれ3代に渡って守って来られました。現在はお孫さんが墓守をされています。
ソ連時代は墓地は国内に2か所と限られ更地にするよう指令が出ていましたが、ウズベキスタンの人々はその指令を無視して墓石は置けないまでも墓地を荒らさずに守ってくれました。
ここに墓地ができたのはソ連時代の1990年5月、日ソ親善協会福島県支部(現福島県ウズベキスタン文化経済交流協会)の並々ならぬご尽力によって「永遠の平和と友好不戦の誓い」が設置され墓地が整備されました。
1995年にはウズベキスタン内13カ所の墓地の土が持ち寄られて日本人合同の鎮魂碑が建てられてました。そして今も現地の墓守さんやボランティアの皆さんの手で掃き清められ守られています。
この墓地はウズベキスタンの皆様やウズベキスタン政府、福島県交流協会や元抑留者・遺族の方々などのご尽力によってできた墓地です。また植えられた桜には多くの日本人の方々の思いがこもっています。
ここでは深い感動と感謝に包まれました。墓地を守って下さった墓守さんやウズベキスタンの方々には深く感謝申し上げます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
クチコミ投稿日:2018/09/04
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