装飾にルーベンスが関わったバロック様式の教会
- 4.0
- 旅行時期:2017/10(約8年前)
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by sanaboさん(女性)
アントワープ クチコミ:18件
イタリアでの8年に渡る絵画修行を積み本場のバロック建築を見てきたルーベンスが、デザインや装飾に関わったことで知られるバロック様式の教会です。
完成は1621年で、ルーベンスが正面ファサードや塔のデザインや、主祭壇、天井などの内装にも関わりました。 ところが1718年の落雷による火災でルーベンスが描いた39枚の天井画が消失してしまい、内部は改築されています。 正面ファサードはそのまま残されていますので、見る価値があると思います。 ファサードの中心には「IHS」とありますが、これはラテン語のIesus Hominum Salvator(救いの人イエス)を意味するそうです。
もともとはイエスズ会の教会で、当初の守護聖人は16世紀にイエズス会を創立した聖イグナチオ・デ・ロヨラでしたが、1773年に教皇クレメンス14世の命によりによりイエズス会が解散し、新しく選ばれた聖人の名をとり聖カルロス・ボロメウス教会となりました。
この教会ではコンサートなどが頻繁に行われているそうで、身廊には教会らしからぬポップでカラフルな椅子が並んでいました。 教会内部は建設当初とは随分と趣が変っていると思いますが、天井部や主祭壇、パイプオルガンの装飾などがとても美しいので、ファサードだけでなく内部も是非ご覧になることをお勧めします。
水曜日だけ公開される「レース展示室」(2ユーロ)では、教会の引き出しから発見された17世紀のレースを見ることができますので、曜日が合えば是非。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- グローテマルクトからは徒歩5分ほど
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- レース展示室のみ2ユーロ
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 特に問題ありませんでした。
- 展示内容:
- 4.0
- そのデザインにルーベンスが携わったというファサードは必見です。
クチコミ投稿日:2018/08/12
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