マラカンダの幻
- 4.5
- 旅行時期:2017/05(約7年前)
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by ウェンディさん(女性)
サマルカンド クチコミ:14件
その昔、中央アジアの丘の上から一つの都市が消滅しました。
ゾグド人が支配していたその都市の名は、マラカンダ。
マラカンダはシルクロードの交易都市で、水道設備も整えられ、当時としては非常に洗練された都市だったそうです。
マラカンダが滅んだ理由は、東方の騎馬民族による襲来。
大きな争いが殆どなかったマラカンダの街に強力な騎馬隊を持つチンギス・ハーンが襲いかかり、全てを潰し、焼き払い、マラカンダは死の街になったそうです。
そのマラカンダの姿は、21世紀の現在になっても13世紀のままの姿を留めています。
時が止まったマラカンダの街があるのは、アフラシャブの丘の中央部分。
ゾロアスター教の神殿もあったと言われるマラカンダ。
今、見ることの出来るのはかつては街並みであった場所の幻影ですが、喰うか食われるかの中央アジアの歴史を感じるにはお勧めの場所でした。
アフラシャブの丘へは、アフラシャブ博物館の脇からが行くのが一番の近道(博物館の入場料が必要)です。
(入場料の要らないアクセス方法は旅行記で紹介しています)
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2018/04/16
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