バロック様式の大聖堂
- 4.0
- 旅行時期:2016/06(約10年前)
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by sanaboさん(女性)
コインブラ クチコミ:10件
旧カテドラルから旧大学を目指して坂道を上って行くと、新カテドラルの前に出ます。
1598年にイエスズ会のコレジオ付属教会として建設が開始され、100年余りをかけて完成されたバロック様式の大聖堂です。(※コレジオとはイエスズ会の高等教育施設のこと)
1772年に司教座が『旧カテドラル』から、この『新カテドラル』に移されました。
主祭壇背後の飾り壁にはターリャ・ドゥラーダ(金泥細工)と呼ばれる金箔で装飾された木彫り彫刻が施されており必見です。 17世紀末に活躍した彫刻家ジェロニモ=ルイスの代表作だそうです。
新古典様式のパイプオルガンや壁の装飾もとても見事ですのでお忘れなく。
また新カテドラルには、鹿児島でザビエルの洗礼を受け、その後日本人初の留学生として
1553年にリスボンに到着したベルナルドが眠っています。(日本名は分かっていないそうです)
1555年にはローマで教皇パウロ4世にも謁見しましたが、1557年初頭に病気のためコインブラで亡くなりました。
教会のスタッフにお聞きしたところ、名前の刻まれた墓碑のようなものは特にないそうですが、主祭壇に向かって左手の(主祭壇に最も近い場所にある)礼拝堂の床の下で眠っているそうです。 思わず心の中でベルナルドに手を合わせたくなりました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 旧カテドラルから旧大学へ行く途中にあります。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 入場料は1ユーロ
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 特に問題ありません。
- 展示内容:
- 4.0
- 祭壇の飾り壁やパイプオルガン、壁の装飾などが見事です。
クチコミ投稿日:2017/12/05
いいね!:36票
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