維吾爾文化創成者の霊剣灼かな空間
- 5.0
- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by こまちゃんさん(男性)
喀什 クチコミ:45件
カシュガル人民公園の南側、とても静かな地域に建てられている、維吾爾人文化の礎を築いた教祖的存在「玉素甫・哈斯・哈吉甫(ユースフ・ハーッス・ハージブ)」のお墓です。
カシュガルを安住の地と定めて尽くした詩人のユースフ・ハーッス・ハージブは、ベラサグンにおいてテュルク系貴族の古い家柄に生まれました(ベラサグン:現在のキルギス共和国北部の町トクマク付近)。
イスラム教徒だった氏は、発展し始めたばかりの当地で、最初期のテュルク語文学作品のひとつである『クタドゥグ・ビリグ』(英: Kutadgu Bilig,『幸福になるために必要な知識』の意味)の作者として知られています。
同王朝の主要な都だったカシュガルで宮廷に仕え、1年半をかけて、韻文形式で君主のためのあるべき姿や品行を説いた教訓、道徳の書としてその書を著しました。
1069年から1070年頃(ヒジュラ暦462年)に東カラハン朝第6代君主ハサン・ブン=スライマーンにこの書を献呈したところいたく肝銘され、この功績によってカラハン朝君主に近侍する大侍従(Ulugh Khāss Hājib)に任命されました。
維吾爾人にとっての孔子的存在。
その氏を思ってのことでしょう。体育路のとても清らかな場所に、ひっそりと静かに佇んでいます。
もし孔子や孟子と一緒に交流できていたならば、今の中国は、良い意味でもっとどえらい大帝国だっただろうと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- 人民路の南手に有る体育路沿いなので便利!
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 30元は考えさせられます・・・
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 訪れる人が少ない観光スポットの一つ。
- 展示内容:
- 5.0
- 空間に漂うユースフさんの崇高なる「気」が感じられます
クチコミ投稿日:2016/10/24
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