国立博物館 National Museum (Muzium Negara)

博物館・美術館・ギャラリー

2時間半でマレーシアを学ぶ

5.0
旅行時期：2016/08（約9年前）

by T04さん（非公開）

クアラルンプールクチコミ：127件

「ル・メリディアン・クアラルンプール」滞在中に訪れました。ホテルから見て「KLセントラル」駅と反対側、新しくオープンした「セントレジス・クアラルンプール」とは幹線道路をはさんで向かい側という場所にあり、難なく歩いて行ける距離ではあります。ただ、この幹線道路は自動車専用道路のようで横断歩道もないので、注意が必要です。タイで鍛えた私には大丈夫でしたが…(笑)。さて敷地内に入ると、屋外にはクラシックな気動車や消防車、大砲、かつての民家などが展示してあります。敷地内にはひっきりなしにツアーバスが到着し、ガイドに率いられた中国人団体客が屋外展示を回ります。いまさらですが、本当にマナーが悪い…というかマナーがないです。民家見学のために入口で脱いだ私の靴も、見学に来た中国人客の足によって除けられました(怒)し、至る所で煙草を吸ってポス捨てしていました。ただ彼らが見学するのは無料の屋外展示だけのようで、博物館内に姿はありませんでした(嬉)。さて博物館の入場料は5MYR、窓口には日本語ガイドの案内もあって参加を迷いましたが、自分のペースでじっくりと見学したかったので、そのまま単独見学を強行です。館内は４つの見学室に分かれています。Aは先史時代からマレー半島に原始的共同体ができるまで、Bは季節風を利用した香辛料貿易などによって現在の多民族国家の原型がつくられ、イスラムも伝わってマレーシアの基礎ができたこと。Cはポルトガル、イギリス、日本による植民地時代についてで、ここにはマレー半島を南下してシンガポールに向かう際に日本軍が使用した小さな自転車や、イギリス軍のトーチカ陣地の模型などもありました。Dは日本敗戦後に再び支配者となったイギリスからマレーシアが独立し、現在のような多民族の連邦国家を形成していった歴史の展示です。楽しかったですよ。