エアーズ・ロック
- 3.0
- 旅行時期:2016/04(約8年前)
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by ミルさん(男性)
エアーズロック クチコミ:5件
エアーズ・ロックがイギリスの探検家によって「発見」され、西欧にその存在を知られることになったのは1873年ですが、この「発見」よりさらに前の1万年前からこのエリアにはオーストラリアの先住民、アボリジニの人々が暮らしていました。エアーズ・ロックはアボリジニの人々の最も重要な聖地であり、彼らはエアーズ・ロックを「ウルル」と呼んでいます。オーストラリアでは、近年、彼らの文化、習慣、考え方を尊重する運動が高まり、西欧人が名づけた「エアーズ・ロック」という呼び方を改め、アボリジニの人々の呼び方である「ウルル」と呼ぶことを決定しました。エアーズ・ロックと同じ国立公園にある「マウントオルガ」も、アボリジニの人々の呼び方である「カタ・ジュタ」に改めました。エアーズ・ロック周辺の土地も、アボリジニの人々へ返還され、現在、99年間の契約でオーストラリア政府にリースされています。エアーズ・ロックは元々8000メートル級の山々であったのが、およそ7000万年前に、侵食と造山活動によって、今の形になったと考えられています。地表に出ているのは全体の僅か5パーセントと推定されており、その殆どが地底に存在していることを考えると。いかに巨大な岩であるかが想像できます。高さは東京タワーよりも少し高い348m。32km離れた所にあるマウントオルガと地中で繋がっていると考えられているから更に驚きです。1987年、エアーズ・ロックは世界自然遺産に登録、その後の1994年、アボリジニの伝統文化が評価され、世界文化遺産にも指定されました。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 景観:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2016/04/19
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