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コルマール:ピノ・グリの伝来伝説の主人公ラザール・ド・シュヴァンディ男爵の像が立つ

  • 5.0
  • 旅行時期:2015/07(約9年前)
jijidarumaさん

by jijidarumaさん(男性)

コルマール クチコミ:2件

“ドイツ 黒い森とアルザス・シュヴァーベン地方の旅”           
オーデンの森・黒い森・バーデンワイン街道(カイザーシュトゥール)・仏アルザス地方(コルマール・シュトラースブルク・アルザスワイン街道)・シュヴァーベン地方の古城群・フランクフルト近郊のタウヌス・懐かしのデュッセルドルフ。

期間 : 2015年7月14日(火)~7月28日(火)15日間の旅
<カイザーシュトゥール地方を巡り、ライン川を越えて、フランス・コルマール観光へ>

7月19日(日)  朝方は小雨、昼頃から晴 21.5~28℃  123km

Koifhus (Ancienne douane ) 旧税関:
15世紀の旧税関は1480年建設のゴシック様式、1575年建築のルネサンス様式の2つの異なる時代の建築様式が一緒になっている建物だ。 Grand’rue とRue des Marchandsの二つの通りが合流する場所にあり、かつてコルマールの行政・経済の中心地として、交易品にかかる税金を徴収した場所であった。
今も1階部分は休憩所や、イベントスペースとして活用されている。
カラフルな色彩、きれいなモザイク模様の独特の屋根が見られる建物で、小さな尖塔のある庇の付いた外部階段が目に付く。

Fontaine Schwendiシュヴァンディの噴水:
旧税関の建物内を通り抜けると、周囲をカラフルな木組みの家々に囲まれた広場の中心に、神聖ローマ帝国の将軍、Lazare de Schwendiラザール・ド・シュヴァンディ男爵(1522 ~1583年)の銅像と噴水がある。
コルマールには銅像は多いが、こちらも自由の女神像を手がけたバルトルディの作品(1898 年)である。第二次世界大戦中に銅像は完全に破壊され、今は再建されたものだ。

<シュヴァンディとピノ・グリの伝来伝説>
シュヴァンディが右手に掲げるのはぶどうの苗木で、男爵はアルザスにブドウのPinot Grisピノ・グリ種をもたらした功績者と云われている。きれいな黄金色、スモーキーなニュアンスやアプリコット、ハチミツを感じるアルザスのピノ・グリの伝来伝説がある。
このピノ・グリは1565年頃、トルコ軍との戦いでオーストリア軍に従軍していたラザール・ド・シュヴァンディ男爵がハンガリーのトカイの村から持ち込んだという有名な伝説が伝えられているのだ。
バーデン地方とアルザス(カイゼルベルグ近くのKientzheimキエンツハイムの村に男爵の城Chateau de Schwendiシュヴァンディ城があった。)に所有地があった男爵は、キエンツハイムにピノ・グリ種のぶどうを植えて増やすように命じたと云われている。

<シュベンディ家とシュヴァンディ男爵の栄誉>
シュベンディ家はOberschwaben上シュヴァーベン地方の出で、12世紀初めに騎士領主として名が歴史に登場している。バーデン地方カイザーシュトゥールにあるブルクハイム城の歴史で1561年、Reichsfreiherr von Hohenlandsberg神聖ローマ帝国ホーエンラントベルク男爵のLazarus von Schwendiラザラス・シュベンディ(仏語でLazare de Schwendiラザール・ド・シュヴァンディのこと)が所有した時期が隆盛を誇ったようだと前述したが、シュヴァンディ男爵はKaiser Karl V.皇帝カール5世、Maximilian II.マクシミリアン2世、 そして Ferdinand I.フェルディナント1世に仕えて功のあった外交官、政治家、かつ陸軍大将・司令官でした。
1863年2月、オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝Franz Joseph Iフランツ・ヨーゼフ1世の決裁にて、「世評に高い、後世の模範ともなるオーストリアの名誉ある指揮官、将軍」のリストにシュヴァンディ将軍が推戴された。
更に、この栄誉を称え、Heeresgeschichtliches Museumウィーン軍事史博物館の“Feldherrenhalle将軍たちのホール”にかつての将軍の身長と同じ大きさの像が納められた。像はカララ大理石を利用し、彫刻家ピーター・ルッツ(1828~1907年)により、1867年に完成し、その像は皇帝ヨーゼフ1世自身によってホールに捧げられたと云う。
http://www.hgm.at/

<Lazarus-von-Schwendi-Staedtebundラザラス・シュベンディ都市同盟>
上のラザラス・シュベンディ都市同盟(1986年創設)の紋章はEhrenkirchenエーレンキルヒェン(フライブルクの南13kmにある人口7千人の町)の市庁舎に掲げられている。
ドイツ、フランス、ベルギーのラザラス・シュベンディと関係のある都市の同盟である。
シュベンディ男爵の居城Chateau de Schwendiシュヴァンディ城があったKientzheimキエンツハイムの村に1986年に各都市の代表が参集して、友好都市としての同盟を創立した。
都市同盟に参加する17都市は以下の通り。
ドイツ:Kirchhofen (Ehrenkirchen)、Burkheim, Triberg、Mittelbiberach und Schwendi、 alle in Baden-Wuerttemberg。
フランス:Kientzheim、Ingersheim、Logelheim、Sigolsheim、Wintzenheim、Turckheim、 Munster、Ammerschwihr、Niedermorschwihr、Katzenthal、Kaysersberg、
alle im Oberelsass。“上アルザス地方”の自治体メンバーはアルザスワイン街道を走ると、目に入る町や村である。
ベルギー: Philippeville(Festung)、in Wallonien(Provinz Namur).

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
5.0
景観:
5.0
人混みの少なさ:
4.5

クチコミ投稿日:2016/04/02

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