台北版 日帰り温泉(2) 銭湯感覚の、新北投温泉 ( 瀧乃湯 )
- 4.0
- 旅行時期:2016/01(約10年前)
-
-
by SHU2さん(男性)
台北 クチコミ:22件
この温泉は、台湾に現存する温泉の中では最古の部類に入る日本式の銭湯(温泉)です。
場所は、まず新北投前駅の広場の正面にある北投公園が目標です。そして公園の左側の道(中山路)ではなく、公園の右側の光明路を上っていって下さい。4〜5分で右手に日本の加賀屋が見えてきますので、そのままあと約2分で右側に瀧乃湯が見えてきます。
現在の日本の温泉旅館や日帰り温泉のイメ−ジを考えていると間違いなく通り過ぎます。木造平屋建ての純日本風建築の古い建物です。また建物の横に、昭和天皇の北投温泉来訪を示す石碑もあります。なおこの温泉は、昔は露天で男湯だけであったらしいです。
入口には日本の一世代前のような番台があり、左が男湯で右が女湯で日本と同じように裸で入浴します。なお、台湾の公衆浴場では水着と帽子をつけて入るのが一般的です。もしタオルを持ってこなかった方は番台で購入ができます。
泉質は、ここ北投と秋田県の玉川温泉だけしか入れない世界でも珍しい、ラジウムを含んだ青硫黄泉(酸性硫酸塩泉)で、細胞の活性化や免疫力の増強に効果があります。
温泉の色はちょっと青っぽい感じと言われていますが、浴槽だけを見ると薄い茶色に見えました、私だけかな。
内部は、浴槽と洗い場、脱衣場の一体型で、扉などの仕切りはありません。番台の横から入り、靴を脱ぐとすぐ目の前に石造りの浴槽があります。右横には洋服と靴を入れる棚があり、その前で浴槽に綺麗なお尻を見せて服を脱ぎ、体を良く洗って湯船に入ります。
男湯の浴槽は2つあり1つは湯温が43〜44℃で、もう1つも41〜42℃のため、熱い湯が苦手な人は無理です。女湯の方の浴槽は1つのようです。
3畳ほどの洗い場にはシャワーはありますが温水は出ません。
入浴料が90元から100元に値上げになっていましたが、他の日帰り温泉から比べると格段に安いです(施設のレベルは別として)。
*連絡事項
1.酸性度が高いので、貴金属類は反応を起こして変色してしまうため注意を
2.タオルをお湯に入れてはいけません
3.湯船で体を洗ってはいけません、奥の洗い場のシャワー等で体を洗ってから入ること
4.浴室の中にトイレはないので、入り口の左側奥にあるトイレに行きましょう
5.棚は小さくはないのですが大きくないので、なるべく身軽で
6.飲み物は持ち込み可のようです。地元の方がポットでお茶を飲んでいたので、烏龍茶ですかと尋ねたらそうだと言い、1杯ごちそうになりました。台湾の方はやさしいです。
瀧乃湯は、昔の良き日本の銭湯文化を残しています。
もし台北で温泉に入りたいと思ったら、北投・新北投温泉はアクセスがいいので足を運んでみて下さい。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 施設の快適度:
- 2.5
- 泉質:
- 5.0
クチコミ投稿日:2016/01/26
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する