自然光で見る、モネ晩年の大作「睡蓮」が2部屋に
- 5.0
- 旅行時期:2014/06(約10年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
パリ クチコミ:3件
チュイルリー公園の近くにある美術館です。
オランジュリーの名は、建物が以前チュイルリー宮のオレンジ温室であったことが由来だそうです。
日本人に人気の睡蓮で有名な画家クロード・モネの晩年の集大成とも言える大作「睡蓮」が2部屋に8点展示されています。
睡蓮を展示する部屋には他の作品を展示しない、自然光で、ガラスで遮断しないなど生前モネが寄贈する際に約束した条件を守り、1階の展示室は睡蓮だけをゆっくりと鑑賞することができます。
楕円形の部屋の白い壁に4点ずつ、朝から日没まで光の変化により刻々と移り変わってゆく睡蓮の池の水面を捉えたモネの印象の世界に浸り、都会の喧騒を離れ、ひとときのやすらぎを与えてくれるとても贅沢な空間です。 椅子に腰掛けてゆっくりと佇んでいたい・・・
美術好きとは言えない夫が「睡蓮の部屋」を気に入り、パリの最終日にもう一度行きたいと言ってくれたので、2度もオランジュリーに行くことができたのはとても幸せなことでした。(ミュージアムパスを利用していたおかげでもありますが・・・)
1階の睡蓮の2部屋は写真撮影禁止で、所持品検査も厳しくされましたが、地下2階のヴァルテール&ポール・ギョームコレクション展示室は撮影可で、ルノワール、セザンヌ、マチス、モディリアーニ、ユトリロ、ローランサンなどお馴染みの作家が多く、オルセーのような広さではないので迷子になることもなく歩けます。
じっくりと丁寧に鑑賞したい方には音声ガイドもおすすめ、日本語版がありました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/11/21
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