ドイツへの移動には注意が必要
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- 旅行時期:2015/10(約10年前)
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by motoamiさん(男性)
ベネチア クチコミ:1件
2015年九月以降、難民の大量移動への対策のためドイツ政府が国境の警備を厳しくしていることはニュースなどでご承知かと思います。付随して鉄道の運行も制限しているようで、ヴェネチアからミュンヘンへの夜行寝台列車・EN236は10月12日現在、運行されていません。
同じ列車番号のウィーン行きは通常通り運行されていましたが、ミュンヘン行きの車両は接続されておらず、オーストリア鉄道の車掌の説明では、すでに3週間そのような状態らしい。
我々が、九月十日イタリア国鉄に予約した時点では、特に注意喚起はなく、イタリア入国後の発券時十月八日にも知らせはありませんでした。自動発券機でしたから、それこそ機械的にプリントしたのかもしれませんが。
ヴェネチア・サンタ・ルチア駅でのアナウンスはほぼイタリア語のみに聞こえ、注意していなかったせいか、いざ列車が入線して、自分たちの乗るべき車両が見つからず、上記オーストリア鉄道の車掌に説明を受ける羽目になりました。
経緯は省略しますが、車掌の案内により我々には6人用のクシェット・コンパートメントが与えられ、ミュンヘンまでの最寄駅であるザルツブルク中央駅で起こしてもらうことに。人数分のシーツ・枕・ミネラルウォーターが提供され、まずまず快適に過ごせました。
ザルツブルクからミュンヘンへは、国境を超えたドイツ側の駅・Freilassing までタクシーで向かい、その後始発のミュンヘン行きを利用するようにとのことでした。この間のタクシー代は20~30ユーロで自己負担。途中、パスポート検査があるからそのつもりで、とのことでした。
早朝4時のザルツブルク駅はかなり冷え込み関東地方の真冬なみ。しかしながらタクシーは何台も付け待ちしていて焦る必要はないようです。他にも何組か旅行者がいましたが争奪戦にはなりませんでした。
実際、15分乗っていたか、という程度でFreilassing 駅に着き、途中のパスポート・チェックも簡単なものでした。料金は25ユーロ。旅行保険の補償の対象になるでしょうから運転手から領収書を受け取ることをお勧めします。我々は忘れましたが。
運転手によると、250ユーロ出してくれればミュンヘンまで行く、とのことでしたがそこまでの余裕はなく、体力的には余力があったのでFreilassing までで良しとしました。始発電車に乗り、予定の寝台列車より一時間遅れでミュンヘンに到着することになりました。
このドイツ国鉄が運行されない状況は当面続きそうなのでくれぐれも注意してください。ローマを出てミュンヘンに至る、EN236も途中オーストリアを通過するので、インスプルック止まりになる可能性があります。これは日中の列車でも同じことでしょう。この辺りは推測になりますから確言はできませんが。
イタリア国鉄のオンラインページでは、相変わらず注意喚起がなく、普通にドイツに至る列車が選択できてしまいます。実際の運行状況を確かめるすべを知らないのでこれ以上のことは書けませんが、ともかく、くれぐれも御注意ください。
- 施設の満足度
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2.5
- 利用目的:
- 中・長遠距離
- コストパフォーマンス:
- 2.5
- 余分にかかるタクシー代はコスト無限大
- 利便性:
- 1.0
- 早朝起こされて乗り換えさせられるのは大変不便
クチコミ投稿日:2015/10/17
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