厳しい条件を乗り越えて建てられた平和教会
- 5.0
- 旅行時期:2015/05(約9年前)
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by まほうのべるさん(女性)
その他の都市 クチコミ:3件
ポーランドの南西部では1648年の三十年戦争終結後、カトリックのハフスブルク家が支配していました。住民にはプロテスタントが多かったために特例としてシフィドニツァ・ヤヴォル・グウォグフの3つの町にプロテスタントの教会の建設が認められました。
30年戦争の締結のために結ばれた「ヴェストファーレン講和条約」では、相互の領土を尊重し内政への干渉を控えることを約束しました。ハフスブルク家の君主もこの条約によりプロテスタントの信仰を認めましたが、それは表面上だけで教会の建設にあたって厳しい条件が出されました。
1、建設期間は1年以内である事
2、耐久性のある建材(石や煉瓦)を使用してはいけない
3、城壁の外に建設する
4、伝統的な様式・鐘・塔は設けない
プロテスタントの教会の信仰が認められたこと自体まれで、3つの教会は平和教会と呼ばれました。グウォグフの教会は1758年に火災で焼失し、2001年にシフィドニツァとヤヴォルの平和教会が世界遺産に登録されました。
2つの教会とも外観はシンプルですが内部は目を奪われるほど豪華です。
平和教会にはヴロツワフから鉄道またはバスで行く事ができます。
ヴロツワフとシフィドニツァ間はバスの本数が多いですが、ヤヴォルとヴロツワフ間のバスは本数が少ないです。朝ヴロツワフからミニバスに乗りシフィドニツァへ(終点)行き、ここからミニバスでヤヴォル(終点)まで行き夕方にヴロツワフに戻りました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/10/12
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