秋は黄葉が素敵です、左岸散歩の合間に是非! Jardin du Luxembourg (6区)
- 5.0
- 旅行時期:2014/10(約10年前)
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by wiz さん(非公開)
パリ クチコミ:82件
知人が絵を描いているのですが、リュクサンブール公園(庭園) Jardin du Luxembourg の絵を何枚も描いていて、絵を見せてもらうとあちらこちらに素敵な構図がある公園なんだなぁということがよく分かるんです。
そんなこともあって、ここ数年パリを訪問する時には散歩する公園、になっています。
時間帯や天候によって、賑わいも違ってきますが、いつ行っても、思い思いに時間を過ごすパリジャンとともに時を過ごすことができる公園。
秋(10月)に訪問すると、公園の中のあちらこちらで ”黄葉” が美しいです。 ”黄葉” の具合は、リュクサンブール公園の中の場所によって ”黄葉” の早い場所、遅い場所があるようです。
公園(庭園)内には、様々な彫像があり(じっくり見ると)歴史のお勉強にもなりますし、エッフェル塔やパンテオンが望めるスポットもあります。
ところで、ガリア・ローマ時代には、この辺りには野営地と荘園があったそうで、度重なる異民族侵入の後には荒れ地になってしまったそうです。 やがて、廃墟の一つに悪魔が住みついて、この地を恐怖に陥れるようになりました(aller au diable vert)。 13世紀、カルトジオ会修道士たちが、聖王ルイに申出て悪魔払いをしました。 アンリ4世(1553-1610)亡き後、メディチ家出身のマリー・ド・メディシスは、ルーヴル宮がお気に召さず、トスカーナの旧居を偲ばせる新たな宮殿を建てます(公園内にあるリュクサンブール宮殿)。 18世紀、恐怖政治のもとでは、公安刑務所となった監獄(リュクサンブール宮殿)には、ダントン、カミーユ・デムーラン、エベールなど、ロベスピエールによって追放された左右両派の革命政治家たちが収容され、ここから断頭台へと送られました。 また第2次大戦中にはリュクサンブール宮殿はドイツ軍に占領されていました。 こういった歴史に思いを馳せながら歩くのもおもしろいですね。
とにかく、滞在中、青空の1日があれば是非とも訪れてほしい公園(庭園)です、おすすめ♪
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2015/09/13
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