1429年9月8日の 古戦場 (サントノーレ門) 近くに立つ ジャンヌ・ダルク像 Statue de Jeanne d'Arc (1区)
- 3.5
- 旅行時期:2014/10(約11年前)
-
-
by wiz さん(非公開)
パリ クチコミ:82件
15世紀初頭、イングランド・ブルゴーニュ連合勢力の占領下にあったパリ。
1429年9月8日、そのパリを奪還しようと向かったのが、(1429年7月17日ランスにてフランス王として戴冠した)国王シャルル7世の軍隊で、そのシャルル7世の軍隊の前衛隊の陣頭に立っていたのが ジャンヌ・ダルク でした。
ジャンヌは、シャルル5世時代(14世紀)の城壁の数ある門のひとつ、西の重要な出入口であった サントノーレ門(現在のアンドレ・マルロー広場あたり/サントノーレ通り163番地) から攻めました。
当時、城壁(城門)の外には濠がめぐらされていたので、ジャンヌはまず、濠を浅くするために積んできたものを束ねて埋めさせますが、塔から敵の攻撃を受けて作業ははかどらない。
そこで、ジャンヌ自身が近づいて槍の柄で水深を測ろうとした時、一本の矢がジャンヌの太ももに突き立ち負傷します。
ジャンヌは屈せず、戦いの指揮を取り続けようとしますが、無理矢理に一軒の家にかつぎこまれ応急処置を受けます(現アンドレ・マルロー広場4番地)。
翌朝、ジャンヌ自身は、攻撃を再開するつもりでいましたが、国王と側近がそれに反対したので、やむなくパリ攻略を断念し、直ちに兵をロワールへと引き揚げ、間もなく軍隊も解散。 ・・・・・
・・・・・ と、こういった歴史があったわけなのですが、このジャンヌの古戦場の西(2-300メートル)に現ピラミッド広場があります。 ほとんど古戦場だった地と言ってもいいのではないでしょうか。 そこに、古戦場ゆかりの人物、ジャンヌ・ダルク の像が立っています。
ジャンヌ・ダルク像は、パリ市内では、 ◎ピラミッド広場(1区)の他、 ◎シャペル通り16番地(18区、シャルル7世の軍が陣をはっていたサン・ドニ・ド・ラ・シャペル教会)、 ◎サントーギュスタン広場(8区)、 ◎サン・マルセル通り41番地/ジャンヌ・ダルク通り(13区) にも建っているそうです。
Le siege de Paris en 1429 par Jeanne d'Arc
(1429年、サントノーレ門を攻略するジャンヌ・ダルク)
http://bit.ly/1UGeFdj
- 施設の満足度
-
3.5
クチコミ投稿日:2015/09/09
いいね!:4票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する