実は…
- 4.0
- 旅行時期:2015/05(約11年前)
-
-
by ウェンディさん(女性)
イスタンブール クチコミ:47件
イスタンブールにある一番古くて大きな市場。
それはグランド・バザールだ。
グランド・バザールは、オスマン時代を幕開けさせた帝王;メフメット一世がコンスタンチノープルを陥落させた年に作られた市場で、600年近い歴史がある。
当時のスルタンだったメフメット一世はかなり大胆な施策をなさる方で、通商に関してはかなり自由を認めていて“商売を商う者は如何なる人種・宗教であっても拒みはしない”の方針を貫いた。
この考え方は当時の人達にとっては正に画期的で、グランド・バザールは瞬く間に東西交易の中心地となり、イスタンブールはアジアと欧州を結ぶ陸と海の交差点となった。
そして、現在もグランド・バザールは活気ある市場として知られている。
イスタンブールを観光する旅人にとっても、グランド・バザールの見学や買い物タイムは、観光の大きな目玉の一つになっていて、グランド・バザールはいつでも各国からの旅人で大賑わい。
グランド・バザールの彼方此方で値引き交渉をしている姿を見ることができる。
そんな姿を見ていると、よし!自分も安くお買い物♪…なんて思えてくるのだが、お買い物をする場合は、その価格が適正価格かどうかよく考えてから。
グランド・バザールの貸店舗の賃料。
実はこれがかなりお高くって、グランド・バザールで売られている商品にはその賃料分が転嫁されている。
私も土産品(ナザールボンジュのキーホルダーやトルコ刺繍のポーチなど)で市場調査をしながら市場の中を歩いたのだが、確かに街中のお土産物屋さんよりも高めの表示価格だった。
大量買いを前提に価格交渉をすれば、市場の外のお土産屋さんと同程度の価格にまで下がることも考えられるが、値札のままでは2倍近い値段が表示されている土産品もあった。
グランド・バザールの雰囲気を味わい、どうしてもここでしか手に入らなそうな商品だけを買う。
お土産品をグランド・バザールで全部買いそろえようとするのは、財布には優しくない考え方かもしれない。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 4.0
- 旧市街の見どころ(ブルーモスク等)からも徒歩でのアクセス可能
クチコミ投稿日:2015/08/23
いいね!:8票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する