断崖絶壁の上に建つ天空の神社の跡。参道は急峻な石段なので注意!
- 4.0
- 旅行時期:2015/03(約11年前)
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by 食べ太郎さん(非公開)
九分 クチコミ:12件
ほとんど崖と言えるほどの急斜面の山間の一部を削り取って作った僅かばかりの敷地に灯籠や鳥居や社殿の柱や基礎が残っている神社跡です。場所は、金瓜石の黄金博物館区の坑道跡「本山五坑」付近から石段を登った所です。
詳しくは、新北市立黄金博物館公式サイト(http://www.gep.ntpc.gov.tw/)のマップのページ(http://www.gep.ntpc.gov.tw/map/GOLDEN_MAP.jpg)を見て下さい。
ところで、新北市立黄金博物館の案内地図に載っているからといって、この神社跡が新北市立黄金博物館の施設という意味ではないでしょう。少なくとも2015年時点の博物館公式サイトの施設一覧にこの神社跡は載っていないので、この神社跡は博物館の管轄ではなくて独立した一つの宗教遺跡です。
石段の下の方は近年に整備された綺麗な加工石の階段ですが、途中から荒削りの石を積んだ古い石段に変わります。途中で石段が右へ分岐する箇所(石段の左右に立つ石柱が目印)があり、そこを右へ曲がって更に上った先に神社跡はあります。
古い石段の中にはグラついている石もあって危険です。石段には手すりもありませんから、足を踏み外して石段を転げ落ちたら、大げさではなくて命に係わる危険があります。子供や老人が観光気分で行ける場所ではないので、行くつもりの方は自己責任で行ってください。当然、靴底がツルツルの紳士靴やハイヒールは無理です。登山靴とまでは言いませんが、靴底のデコボコな運動靴で行ってください。
私は時々小雨のパラつく曇り空の日に行ってきましたが、石段の上り下りでは両手を自由にすべきで、傘をさして登るのは危険です。私の場合は帰りついた頃に雨が降ってきましたが、別に天候を見極める眼力があった訳ではなく、運が良かっただけです。山の天気は変わりやすいので、行くつもりの方は現地の天候にも注意して下さい。
神社の敷地は断崖絶壁の上にあり、一番奥に本殿の基礎が残っています。その本殿の基礎の中心には、お賽銭が落ちていました。日本円の硬貨だったので、ここを訪れた日本人が投げ入れたと思います。また、本殿跡の前にはお供え物の香腸(中華ソーセージ)が置かれていました。仮に日本人がお供え物を持って来たとしたら、お供え物にソーセージは選ばないと思うので、お供えしてくれたのは恐らく地元の人ではないでしょうか。
日本人が去った跡に残された神様の御霊にお祀りしてくれている台湾の人々の心根に感銘をうけました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 1.0
- 急峻な石段は危険。観光気分でのんきに行く所ではない。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
- 断崖の上に建つ天空の神社跡
クチコミ投稿日:2015/05/12
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