ハイデルベルク名物チョコレート・“学生の口づけ”の由来
- 4.5
- 旅行時期:2012/05(約12年前)
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by jijidarumaさん(男性)
ハイデルベルク クチコミ:11件
ハイデルベルクの旧市街の中心に、町で最も古いカフェがある。
Cafe Knoeselカフェ・クネーゼルは1863年に設立されましたが、町の主だった市民たちや、ハイデルベルク大学の教授、あるいは学生たちにすぐ支持され、カフェは人気の待ち合わせ場所となりました。
彼らはカフェ創立者・経営者のFridolin Knoeselフリドリン・クネーゼルのユーモアあふれる、暖かな人柄に魅了されて、そこで気持ちの良い時間を過ごす事を楽しみにしたそうです。
とりわけ、勉学の合間にここを訪れる多くの学生達の憩いの場でもありました。
そして、男子学生たちに気になる存在がありました。カフェの常連になっていた名門ハイデルベルク女子寄宿舎学校の生徒達です。
若き彼女たちにはいつも、寄宿舎の監督官である先生たちが同伴し、その厳しい監視のもとにいたのですが、その周りには陽気な男子学生たちが集まってきました。
魅力的な彼女たちにも男子学生が同様に気になる存在でした。
しかし、このカフェに通う男子学生と交際する機会も無く、お互いに密かな眼差しを投げかけるだけでした。
この事を見知っていたカフェ店主、フリドリン・クネーゼルはとても不憫に思っていました。
そしてある日、アイデアが湧いたクネーゼルは彼女たちの願いがいつか叶いますように!との願いをこめて、一日かけて上品なチョコレート菓子を作ったのです。
クネーゼルはそれに「Der Heidelberger Studentenkussデアー・ハイデルベルガー・シュトゥデンテンクス(ハイデルベルク学生の口づけ)」と洒落た名前を付けました。
XXX
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 5.0
- お買い得度:
- 4.0
- サービス:
- 5.0
- 品揃え:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/03/27
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