ダヴィンチに啓発されたドラゴンの子午線考察
- 3.0
- 旅行時期:2010/06(約16年前)
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by 熟年ドラゴンさん(男性)
パリ クチコミ:1件
2010年6月パリへ行った。
ちょうどダン・ブラウンの「ダヴィンチコード」を読んでトム・ハンクスの映画を見た後だったのでサン・シュルピス教会へ行って「ローズライン」を見てきた。それはそれで感慨にふけり記憶にも残ったわけであるが、帰国後思い出してよく考えてみると赤道は一本しかないが、子午線ならどこでも無限に存在するのでは?と疑問に思ったわけである。
赤道は春分の日と秋分の日に太陽が真上を通過する線で、大西洋や太平洋も通っているが14か国の国々を横断している。有名なのはエクアドルのキトにある記念碑ミッター・デル・ムントであろう。どこかの国の赤道上でバケツに入れた水の渦巻きが北と南で逆になる見世物をやっているところが紹介されたりしていた。
さて、子午線というのは北極と南極を結ぶ線の事なので無数にあるはずである。明石の天文台も統計135度の子午線上にあるのだ。しかし航海する船にとって基準が無ければ位置確認ができない。そこで各国が自国の基準子午線を決めた訳だ。イタリアのミラノのドゥオーモにも子午線のタイルが埋め込まれている。
しかし国際交流が盛んになるにつけ基準がいくつもあったのでは不便で困るということで、1884年にワシントンで開かれた国際会議において、25ヶ国が投票した結果、22対1でグリニッジへの統一が決まったそうである。
パリにはその名残としてこの教会にローズラインが保存されているのである。
いやー、勉強になりました。永年の疑問解消。
因みにハンドレッドアイランド編でマリア不倫説を出したドラゴンですが、「ダヴィンチコード」ではマグダラのマリアがイエスの妻という事になっています。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 2.5
クチコミ投稿日:2014/12/02
いいね!:42票
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