シテ島にあった今はなき教会から移された13世紀のポルタイユ や 15世紀に初めて大がかりな外科手術が行われたというパリ唯一の中世の納骨回廊 がある Eglise Saint-Severin (5区)
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- 旅行時期:2014/10(約11年前)
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by wiz さん(非公開)
パリ クチコミ:82件
サン・セヴラン教会 Eglise Saint-Severin は、飲食店なども多いカルチエ・ラタン地区の賑やかな界隈の一角に建つ教会です。
フランク王クロヴィスの孫クロドアルドに僧衣を着せたのが、6世紀にこの辺りに住んでいた セヴラン Saint Severin de Paris という名の隠者だったそうです。 11世紀末には、サン・セヴランは左岸全体の教区教会として使われていたようです。 身廊や内陣、周歩廊などは14,15世紀の建築。 内陣にある螺旋状にのびるリブが印象的な明るい教会です。
この教会の中央のポルタイユ(門)は、1839年、シテ島に アルコル通り Rue d'Arcole が開通するのに伴って取り壊しになった ” サン・ピエール・オー・ブッフ教会 Eglise Saint-Pierre-aux-Boeufs ” から移されたもので、13世紀のものだそうです。
また、この教会の修復されて残っている回廊の一部は、中世のものとしてはパリに残る唯一の回廊 <シャルニエ Charniers> なのだそうで、初めて大がかりな外科手術 <初めての結石手術> が行われる舞台となったところでもあるそうです。
また、こちらの教会も画家ユトリロによって描かれています。
- 施設の満足度
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4.5
クチコミ投稿日:2014/11/12
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