パリでロマネスク期の柱頭彫刻が残る数少ない教会のひとつ Eglise abbatiale Saint-Germain-des-Pres (6区)
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- 旅行時期:2014/10(約11年前)
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by wiz さん(非公開)
パリ クチコミ:82件
パリ市内に残るロマネスク期の教会は少ないですが、その中のひとつが、サン・ジェルマン・デ・プレ教会 Eglise Saint-Germain-des-Pres です。
ギルデベルト1世がスペイン遠征のおり(542年)に聖ヴァンサン(サラゴサで204年に殉教)の着衣と彼の聖遺物を得、それを持ち帰ったが、パリ司教であった聖ジェルマンに促されて、それを祀るために「草原 プレ pres」の真ん中にバジリカを建て558年に完成。 ところが、亡くなって葬られた聖ジェルマンのまわりでさまざまな奇蹟が起こり、治癒体験が生まれたので、少しずつ聖ヴァンサンよりも聖ジェルマンの名前が知られるようになったのだそうです。
教会の名前の由来は、 ”オーセロワ(オーセール)のサン・ジェルマン” (→サン・ジェルマン・ロクセロワ教会) と混同されやすいので 「草原 プレ pres」 がついて、 ”サン・ジェルマン・デ・プレ” となったようです。
この教会の鐘楼の真下の扉口はロマネスク期のもの。 また、周歩回廊の柱頭もロマネスク期のものだそうで、人物、獅子、女面鳥、葉文様などで飾られています。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2014/11/12
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