ウィーン国立歌劇場、普段着での立ち見席に挑戦だ
- 4.5
- 旅行時期:2012/04(約12年前)
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by はちの父さん(男性)
ウィーン クチコミ:48件
ウィーン国立歌劇場はパリ、ミラノと並ぶ欧州三大オペラ劇場の一つ。普通は正装して行くのだが、急に思い立って普段着で立見席に挑戦することにした。
上演80分前(人気のあるものだと3時間前)から売りだす。立ち見席売り出しの専用ドアがあり、どんどん入って行くと人が大勢並んでいる。「地球の歩き方」を持った日本人も数人。待つこと一時間、時間になると順番にチケットを売り出す。立ち見でも一番よく見えるパルレッテ(平土間)がたったの4ユーロ(約440円)だった。係員に誘導され場所を指定されるが、その後開演時間まで中を見学することができた。フォーマルな人々の中でジーパンとTシャツは場違いで気が引けるが、でもそこは大目にみてくれるやさしさがここにある。この日の演目は「ボリスゴドノフ」、今まで見たものに比べると硬派なオペラだ。
立見席では確保した印にハンカチやスカーフを前のバーに結ぶのがマナー。手元に英語の字幕モニターがあるが、舞台を見ながら英文を理解するのは無理だった。
午後7時半から9時15分まで、インターバルなしのぶっ続けの公演。しだいに足腰が痛くなり1時間半を過ぎたところで退場した。立ち見席は確かに安いが体力勝負で、昼間の観光の後ではきつい。しかし数百円で生のオペラが聞けて見られる環境はなんと音楽が身近にある国なのだろうか、うらやましい。お金のない学生や若者が立ち見席でオペラの魅力を知り、大人になってチケットを買い盛装して歌劇場に行くのだろう。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の快適度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/06/22
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