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童心♪に戻れるような楽しい人形飾りにも歴史あり 世界最古伝統のクリスマスマーケット

  • 5.0
  • 旅行時期:2007/12(約18年前)
wiz さん

by wiz さん(非公開)

ドレスデン クチコミ:3件

ドイツ・ドレスデンのアルトマルクト広場で毎年アドヴェント期間に開催される世界最古伝統のクリスマスマーケット(シュトリーツェルマルクト Striezelmarkt)は、マーケットの屋台の屋根飾りがとても凝っていて楽しいマーケットでした。

ドレスデンで開催される他のクリスマスマーケットでも感じましたが、大人も童心に戻れるようなあたたかい雰囲気がありました。 

でも、この楽しい人形飾りにもなかなか深い歴史があるみたいです。

帰国後、クリスマスの文化史」という本を読んで詳細を知ったのですが勉強になりました。 下記に参考になりそうな部分を記しておいたので、興味があれば読んでみてください。

私は、フラウエン教会周辺のクリスマスマーケット(Traditioneller Weihnachtsmarkt an der Frauenkirche)が気に入りました。

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★Striezelmarkt
http://www.dresdenchristmas.de/htmln/striezelmarkt-dresden.html
★Traditioneller Weihnachtsmarkt an der Frauenkirche
http://www.dresdenchristmas.de/htmln/weihnachtsmarkt-frauenkirche.html
★Romantischer Weihnachtsmarkt am Dresdner Schloss
http://www.dresdenchristmas.de/htmln/weihnachtsmarkt-schloss.html
★Weihnachtsmarkt auf der Prager Strasse
http://www.dresdenchristmas.de/htmln/weihnachtsmarkt-pragerstr.html

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† クリスマス−Weihnachten−豆知識 †

≪旧東独のクリスマス≫
ソ連や旧社会主義諸国では、宗教を麻薬と同列に扱い、否定していた。 しかし、政府から冷たくあしらわれてはいたが、教会や信者は数こそ少ないものの存在し、牧師は刑務所で受刑者の告白を聞くなどの役目を負っていた。 またドレスデンの聖十字架教会合唱団や、ライプチヒの聖トーマス教会合唱団は、西側諸国も訪れるコンサートツアーを行っていた。 1989年、民主化を求める市民の支えとなったのも教会と牧師であった。 しかし一般国民にとって、信者であることを周囲に表明し、教会に通うことは好奇のまなざしの対象となり、かなりつらいことであったという。 旧東独時代、政府は、宗教色を極力排除するためにクリスマスを「光の祭典」、天使は「モーターで動く羽のついた人形」といった具合に言葉の置き換えを行った。 また、クリスマス市で中央に設置される生誕シーンも、ホレおばさんや白雪姫などグリム童話のシーンに置き換えられ、聖歌隊の合唱の代わりに、子供向けのショーを行った。 ドレスデンやライプチヒなどの旧東独地域のクリスマス市で、今もグリム童話の人形が飾られているのは、このような背景からである。 P144

★クリスマス市を標準ドイツ語ではヴァイナハツマルクトというが、南ドイツやオーストリアではクリストキントレ(ス)マルクト(幼児キリスト市)という。 クリスマス市で有名なニュルンベルクでも、またミュンヘンでも、「クリストキントレ(ス)マルクト」あるいは「クリッペルマルクト」(生誕シーン市)と呼ばれている。 なおドレスデンのクリスマス市はシュトリーツェルマルクトと呼ばれる。(シュトリーツェル=シュトレン=ドレスデン地方のクリスマス菓子のこと。) P130

★クリスマスピラミッドはツリーが一般化するまでは重要なクリスマスの装飾品であった。 P142

★エルツ山地地方のならわし・・・男の子のいる家は鉱夫の人形を、女の子のいる家は天使の人形を窓辺に飾る。 P142

★シュトレン・・・古くはシュトリーツェルと呼ばれていた。 パンの形は、おくるみに包まれた赤ん坊、すなわち幼児キリストを意味し、クリスマスのごちそうを並べたテーブルの下にワラを敷き、その上にこのパンを置いた。食事がすむと、生まれたばかりの幼児キリストがワラの上で寝ていたことをしのんで、この晩は一家でこのワラの上で寝た。 ドレスデンのシュトリーツェルはこれを模して作られ、形はゆりかごを意味しているという。 ドレスデンのクリスマス市がシュトリーツェルマルクトと呼ばれているのは、シュトレンが古くはシュトリーツェルと呼ばれていた名残である。 15世紀にはドレスデンのシュトリーツェルマルクトですでにシュトリーツェルが売られていた。 P181

★なお「ドレスデナー・シュトレン」の名称は、小麦粉100キロに対し、少なくとも70キロのドライフルーツ、少なくとも10キロのアーモンドあるいはすりつぶしたアーモンドを入れるなど、一定の基準を満たし、検査に合格した店で作られたものだけに許される。 P182

※「クリスマスの文化史」若林ひとみ著/白水社より

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施設の満足度

5.0

クチコミ投稿日:2013/08/26

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