(天津)馬車が似あいそうな天津版裏外灘
- 4.5
- 旅行時期:2013/04(約13年前)
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by 熱帯魚さん(女性)
天津 クチコミ:19件
利順徳大飯店に宿泊していたため、夜ホテルの周辺を歩いてみたら、ちょうどそこが解放北路でした。銀行が立ち並ぶ通りで、天津の「ウォール街」とも称される通り。そんなに広い道ではないですが、プラタナスの並木道が続きます。道の両側には、ゴシック、ローマ、ロシア古典建築などの歴史建築が立ち並び、馬車でも似あいそうな素敵な通りでした。
この町並み(旧 中街)が形成されたのは、清朝末期、外国勢力が旧龍頭駅(天津駅の旧称)と海河埠頭を租借したことから始まります。1882年、英国匯豊銀行が進出したのを皮切りに、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ロシアが銀行(華俄道勝銀行、麦加利銀行、正金銀行、中法工商銀行など)を建設、外国の銀行が立ち並ぶようになったそうです。
中国建国後は、国が金融業を一手に管理するようになったため、ほとんどの銀行や金行、証券取引所などが営業を停止しましたが、その後、改革開放の流れに沿って、天津市政府が解放路を再開発し、天津証券交易中心を始まりとして、中国人民銀行天津分行を中心に、中国の銀行が立ち並ぶようになり、現在のような金融街となったそうです。
夜だったので、ひとつひとつの建築をじっくり見るというよりは、町並みを楽しむ感じで歩いてみましたが、ウォール街というよりは、何となく上海の裏外灘にそっくりな感じでした。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/06/12
いいね!:2票
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