樹木は遺跡を抱き、遺跡は揺りかごとなる
- 5.0
- 旅行時期:1997/01(約29年前)
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by ウェンディさん(女性)
シェムリアップ クチコミ:1件
カンボジアの遺跡は樹木と共存している。
しかし、共存共栄ではない。
木々は根の力で遺跡が崩れるのを防いでいる。
遺跡は鳥の糞の中に潜む種の為に、小さな根を張る場所を提供している。
しかし、遺跡は所詮人間が作ったもの。
いつかは大地に還る。
その時、大きくなった木は地面へと根を下ろし、この地をジャングルへと変える。
木は遺跡を守るが、栄えさせてはくれない。
でも、それが自然の理だ。
1997年にアンコールワットを案内してくれた年老いたガイドさんの言葉です。
樹木の根が守る遺跡と、種が根付く場所を提供する遺跡。
彼らの関係は未来永劫には続かない。でも、それが、自然というもの。
遺跡と木々の声に耳を傾けながら遺跡見学も良いものです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 2日以上
クチコミ投稿日:2013/04/18
いいね!:5票
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