悲劇のヒロインはここで亡くなった・・・
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- 旅行時期:2012/05(約14年前)
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by こまちゃんさん(男性)
北京 クチコミ:79件
故宮博物院の北棟奥、景福宮の一角に、悲劇のヒロイン「珍妃」が亡くなった井戸があります。
そこは、故宮の入場料60元とは別に、更に10元支払って入る「珍宝館」の中に在ります。
(この60元は、もうかれこれ十数年変わっていませんが(シーズン価格。閑散期は40元)、珍宝館はどうなのかな?)
死亡の経緯に関しては諸説有るのですが、そのうちの1つを記しておきます。
光緒帝が一番好きだった妃の珍妃でしたが、改革を目指した皇帝を支持した為、西太后に妬まれ幽閉されてしまいます。
1898年、義和団事件を鎮圧すべく八ヶ国連合軍が北京に入城しました。
義和団を支持していた西太后は、身の危険を感じ西安へ逃亡。
西洋人の迫害を恐れ、腹心の宦官「崔玉貴」が彼女を井戸へ推したとされていますが、諸説を纏めると3つの話があるそうで、その真実は未だに明かではないそうです。
珍妃を愛していた光緒帝が西太后に、「犬猫と同じ扱いで良いので珍妃を西安へ連れて行きたい」と頼んだが聞き入れられず、その後に井戸で死亡するという悲劇が起こったのです。
珍妃は約一年後引き上げられ埋葬されますが、井戸の中で腰まで水に浸かり、座ったままの姿で壁に寄りかかるようにして亡くなっていたそうです。
珍妃と同じく光緒帝の妃であった姉の瑾妃は、毎年命日になると井戸にお供えをして妹の供養をしていたそうです。
いわくある場所なのですが、うっかり見逃す可能性もあります。
珍宝館へすすまれた後、出来るだけ「真っ直ぐ」すすんで戴けると、珍宝館北東出口の「貞順門」があるのでその手前です(添付旅行記参照)。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/07/22
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