ホントは教えたくない、タパス・バー(マドリード / その1):画家ゴヤが通ったタベルナ。
- 4.0
- 旅行時期:2012/02(約12年前)
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by ペリカンスペインさん(非公開)
マドリード クチコミ:8件
1892年、トレド県アルドサ産の自家醸造ワインを直販するボデガ(酒蔵)として創業。店の名前はそれに由来しています。
しかし、もっと遡り、1799年2月に画家ゴヤの版画「ロス・カプリチョス」が発表された頃に、この店の前身がタベルナ(居酒屋)として既に存在し、2ブロックばかり先にあった売り場から、ゴヤがこの店に足繁く通っていたというエピソードが伝えられています。それが証拠(?)に、店内の壁には、それぞれの時代の絵・写真・ポスター・タイルとともに、ゴヤの肖像画と「ロス・カプリチョス(たぶん本物)」80点が飾られ、目を奪います。
店のカウンターは立ち飲み。奥にある高椅子席に行くには、カウンターの下を身をかがめてくぐり抜けるのもこの店ならでは。飲み物はワインも豊富に揃っているけれど、ここの基本は生ビール(ピルスナー・ウルケル)。
お勧めタパスは、トルティージャ・デ・パタタス(ジャガイモのオムレツ)。たかがオムレツ、されどオムレツ!そのとろけるような食感、ジャガイモの甘さ、濃すぎない塩加減・・・。この単純な料理をこれほどまでに差別化できるこの店の実力ってスゴイと思います。ほかには、オックス・テイルのコロッケ(Croquetas de Rabo de Toro)、サルモレッホ(Salmorejo/アンダルシア地方コルドバに伝わるトマトとパンから作るクリーム状のスープ)、マドリード風モツの煮込み(Callos a la Madrilena)など逸品ぞろい。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 一人当たり予算:
- 3,000円未満
- アクセス:
- 3.5
- メトロTribunalから歩いて10分
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 逸品ぞろいのタパスとビールまたはワインで満足。
- サービス:
- 4.0
- カジュアル。親切な応対に好感もてる。
- 雰囲気:
- 4.5
- オールド・マドリードの内装は一見の価値あり。
- 料理・味:
- 4.0
- トルティージャ・デ・パタタス(ジャガイモのオムレツ)
クチコミ投稿日:2012/03/21
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