拙政園のハイライトは中園
- 5.0
- 旅行時期:2011/05(約15年前)
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by そんざーさん(男性)
蘇州 クチコミ:7件
拙政園は、明代正徳4年(1509)に官界に失望した御史王献臣が故郷に戻り、唐時代に建てられた邸宅や元時代の寺院跡地に庭園を建造したのが始まりだとされています。拙政園は大きく東・中・西に分けられており、東園は緑が多く伸びやかで、中園は水や花と建物が優雅に融合していて、まさに自然の美・豊かさが感じられます。西園では水辺の雰囲気と池の周囲の豪華な建物が見ものです。
拙政園を見るときに最も気をつけなければならないことは、5万haというその広さです。その5万haの庭園は、東園、中園、西園の3つで構成されているのは既に書いた通りですが、拙政園の良さ、拙政園の見所というのは中園に集中してます。ところが、拙政園の入口は広い東園の一番端にあって、東園だって公園のように伸び伸びした気持ちの良い庭園なものですから、とかく日本人は入口近くにある東園から精力的に見学して、中園に着く頃には疲れきってしまうなどということもあるようです。
拙政園の魅力というのは、自然との融合にあります。拙政園が中国四大名園とされているのは、その広さを評価しているのではなく、自然との融合、すなわち山水の景観にあります。その自然との融合や山水の景観とは、まさに中園の持つ性格で、中園があるからこそ、そして中園の構成力が評価されているからこそ、中国四大名園の名声を受けているわけです。
拙政園は中園を中心に見学しましょう。拙政園の見所については旅行記をご覧ください。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- 蘇州市内ですからバス移動も便利です。
- 景観:
- 5.0
- 見学のポイントを事前に押さえたうえで行かないと、ただ広いだけの庭園になってしまいます。
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 蘇州随一の庭園ですから混みますが、広い庭園ですから気になりません。
クチコミ投稿日:2011/11/12
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