何度も何度も戦争の舞台になったスオメンリンナ要塞
- 5.0
- 旅行時期:2010/08(約15年前)
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by のこさん(非公開)
ヘルシンキ クチコミ:47件
フィンランドの世界遺産、スオメンリンナ要塞に行ってきました。
スオメンリンナ要塞はスオメンリンナという島全体が要塞になっていて、海上の重要な拠点です。
スオメンリンナというのは、訳すとスオミの城塞っていう意味だそうです。
昔はSveaborg スヴェアボリ、スウェーデンの要塞の意味だったけど、変更されたそうです。
今でも、一部分は軍によって使用されています。
島の中には、大戦中に使われた潜水艦があったり、ここの歴史がよくわかるビジターセンターがあったりします。
ヘルシンキから、船に乗って、約15分ほどにあり、その船も町中の港(マーケット)から出港するので、観光客も迷うことはないと思います。
かなり簡単に行けちゃう世界遺産です。
バルト海にあり、敵の攻撃をくい止めています。
元々は、1748年スウェーデンの要塞として、作られました。スウェーデン=フィンランドだったことに、ロシアに対しての防衛で作られました。でも、フィンランド戦争中ロシアの物になる。クリミア戦争のときは、英仏軍によって破壊される。
フィンランドは、何度も戦争に巻き込まれてきた国で、歴史もとても複雑なんです。
フィンランドは独立後も、混乱が続いた。
独立後、内戦。その上、領土問題でスウェーデンともめ、その後もロシアとの冬戦争が起きる。
第二次大戦時は、ロシアと同じ方になりたくないから、枢軸のほうに参戦。1944年にロシアと休戦したけれど、今度は国内に残っていたドイツ軍にかえってもらいたいから、またラップランド戦争がおきて、敗戦。
内戦の際は、この要塞は捕虜収容所としても使われていたそうです。
そんな何度も戦争の舞台になったスオメンリンナ要塞は、今は地元の人もピクニックなどにくる行楽地になっていますし、島には一般の人も生活しています。
ここに来て、平和が続くことを、また再び戦争の舞台にならないことを願いました。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2011/09/14
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