サンクトペテルブルグ 地下鉄で殆ど間に合う 他にも、トラム、バス、マルシュルートカなどあるが
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- 旅行時期:2011/05(約13年前)
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by o-miyasanさん(男性)
サンクトペテルブルク クチコミ:14件
サンクトペテルブルグの交通機関
1週間程度のサンクトペテルブルグ観光は、エカテリーナ宮殿とペテルゴフを除けば、地下鉄だけで殆ど間に合う。 ただ、スモーリヌイ修道院だけが少し遠く、30分ほど歩かなければならない。
地下鉄以外を利用するなら、キオスクで路線図を、まず購入することである。 文庫本とほぼ同じ大きさの小冊子、64ページあり、50Pであった。
地下鉄
乗車券は、専用コインとメトロカードの2種がある。 メトロカードは、最初にカード代を別途必要とするので、その元手を取り戻すには相当回数乗らなければならない。 そのため、乗車回数によっても違うが、10日程の滞在ならば専用コインの利用が得でなる。
改札では、メトロカードはSUICAと同じような利用法、カードを所定の場所にかざせばよい。 専用コインは、穴に投入する。 当然コインは戻ってこない。 昭文社刊の「新個人旅行モスクワ・サンクトペテルブルグ」には、切符を降りるまで持っていることと書いてあるが嘘である。
エスカレータは速い、足をとられないように注意が必要。 速いことはモスクワでも同じである。 このようにエスカレータの速いのは、乏しい旅行経験ではプラハの地下鉄しか知らない。 帰国後にエスカレータに乗ったら停まっているように感じたほど。 地下何十メートル下るのか知らないが、長いエスカレータである。 エスカレータの乗降の場所は、どの駅でも1箇所のようであった。
同じ場所にある乗換駅であっても、路線によって地下鉄の駅名は異なる。 例えば、地下鉄2号線のネフスキー・プロスペクト駅と3号線のゴスチーヌヌィ・ドヴォール駅は、駅名は違うが同じ場所にある乗換駅である。
朝早くや夜遅く以外は、かなりの混雑である。 すりにご用心である、被害の経験者として申し上げる。 電車のスタート・ストップ時は、日本と違ってスムーズではない。 転びそうになる程急である、これも要注意である。
私は杖をついて歩いていたので、必ず席を譲られた。 家内は老人に見えたのであろうか、これも私ほどの頻度ではないが席を譲られた。 日本では、障害者の席であろうと、若者が狸寝入りすらしないで堂々と座り続けてる。 品性の堕ちるお粗末な人種に成り下がったものと痛感する。
トラム
中心街に走っていない。 上述の案内書に路線が載っていたが、動いてはいなかった。 線路が残っているのもあれば、撤去されているものもあった。
バス(トロリーバスも含む)
トロリーバスは架線があるのですぐ分かる。 バスは市街・郊外をくまなく走っている。 市内の主な観光ポイントは、バスの利用を待つ間には着いてしまうほど距離が短い。 歩くほうが確実で早い。 実際に待つこと20分、諦めて歩き出したら、数台が連続して通り過ぎていった。 乗ったことがないので、何も知らない。
マルシュルートカ
小さなバスである。 起点での発車は、乗客が十分集まってから発車する様である。 料金は30Pであった。 スモーリヌイ修道院への往復で利用しようとした。 往きはなかなか来ないので、仕方なく歩きとなった。 帰りは乗ることはできたが、目印となる建物を見つけられず、降りる場所が分からない。 運転手に声をかけようにも、どこを走っているのかが分からない。 見かねてか、近くの席のお嬢さんに教えてもらって降りたのが、ペテロバブロフスク要塞の傍の地下鉄駅の前。 おかげで、ミハイロフ城を横目に夏の庭園の中を通るなど、ちょっとしたハトバス観光であった。
料金は、乗車時に払う人もいれば降車時に払う人もいる。 中には後部の座席から、乗客同士の手渡しで運転手へのコインのリーレーを眼にした。 誰が払ったかも運転手はわからないはずなのに、不思議な信頼関係である。 今の日本では決してありえない、社会道徳のお手本を見た感じであった。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用目的:
- 市内・近距離
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 利便性:
- 5.0
クチコミ投稿日:2011/08/03
いいね!:4票
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