セントーサ島のシロソ砦は、アトラクションではない本物の要塞
- 4.0
- 旅行時期:2010/12(約15年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
シンガポール クチコミ:452件
あれこれとアトラクション施設が増えて、すっかりリゾート・アイランドになったセントーサ島。市の中心からタクシーでも10シンガポール・ドル程度で行けるのでお勧めです。
小さい島とは言え、遊び場所や見所はたくさんあるので、自分の行ってみたいところを事前に押さえて行くのが○。
セントーサ島のサイトはこちら。http://www.sentosa.com.sg/en/ (英語版)
入島手段と費用については、同サイト内のhttp://www.sentosa.com.sg/en/getting-to-around-sentosa/getting-to-sentosa/ に出ています。
タクシーや車で行くと、入島料は一台に付きのお値段になりますが、曜日・祝日や時間帯などによって大きく変わります。その料金表も上記のページに出ています。
●注: バイクは入島禁止です。
私たちはまず、島内のインビア・ステーションまでタクシーで。
その後、島内を回るバスでシロソ砦入り口近くまで行って降りた後は徒歩で回ってみました。
インビア・ステーションには日本語版セントーサ島地図もあって、島内施設や島内を巡る交通アクセス説明も付いています。ぜひもらって行くといいですよ。
シロソ砦へ向かうのは、島内を巡るバスのうち、ブルー・ラインとレッド・ライン。シロソ・ビーチ・トラムも運行していました。
シロソ砦はアトラクション用に造られた砦ではなく、1880年代にイギリスによって建設された本物の要塞で、セントーサ島の西端にあります。
1942年に日本軍がイギリスを破って占領した後は、敗戦の1945年まで捕虜強制収容所としても使用していたという戦争史跡。
現在は、敷地に点在する地下壕や砲台、要塞などの設備、それに付随する資料館などを屋外博物館的に展示している場所になっています。
チケットは、シロソ砦敷地入り口でも売られていました。8シンガポール・ドル。 10:00~18:00まで(最終入場は17:30)
シロソ砦敷地は結構広いので、敷地内案内地図をもらってから歩き始めるのが○。見学時間35分ルートや45分ルートの推奨ルートも見所の写真と説明付きで出ているので、その通りに歩いてみるのもいいと思います。
敷地内や資料館に多数ある説明看板などには、日本語も付いていました。
SURRENDER CHAMBERS(日本が投降した時の資料を集めた部屋)には、日本降伏を伝える玉音放送に使われた公式声明文のコピーまであってびっくり。
そのほかの資料館には、日本占領下のシンガポールが昭南島と呼ばれていた頃の資料も多数。
敷地に配置されている地下通路、砲台、大砲の種類と数にも驚きます。
私たちは、推奨ルート外にある施設もゆっくり一通り見て回り、2時間ほどかかりました。
セントーサ島を訪れる人は多いですが、このシロソ砦を目的に来る人は少ないので、静かに見て回れます。
地下通路などの遺構には蝋人形展示もあり。一人だけだと入っていくのがちょっと怖いと思う人がいるかも。数人で回るのがいいかもです。
砦敷地内の売店やトイレは少ないので要注意。トラムも停まるフォート・トラム・ショップで飲み物を買ったりトイレにも行っておくと憂い無し。ただし、飲み物の種類は少ないのが玉に瑕。ここのショップには、砦関連のお土産品もあり。
私たちが行った12月末はさほど暑くなく、歩くのも苦になりませんでしたが、酷暑の頃は紫外線対策に加えて、熱射病対策もお忘れなく。
シロソ砦は思っていた以上の規模と遺構、豊富な展示品がある砦で見応えがあります。歴史に関心がある方は行ってみるといいと思います。
リゾート・アイランドの一角とは思えない一面が見られますよ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- シロソ砦へは、島内を巡るバスのうち、ブルー・ラインとレッド・ライン。これも島内を巡るシロソ・ビーチ・トラムでも行けます。
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 敷地も大きく、資料が豊富で見応えあり。歴史に興味ある方にお勧めです。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- セントーサ島を訪れる人は多いですが、シロソ砦を目的に来る人は少ないので落ち着いて見て回れます。
- 展示内容:
- 4.5
- 思っていた以上の戦争遺構や資料があって、見応えありと思いました。アトラクションとして造られた砦ではないのでご注意を。
クチコミ投稿日:2011/02/20
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