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ロマネスク・ゴシック建築ファンなら是非! 建築文化財博物館(シャイヨー宮内)

  • 4.5
  • 旅行時期:2008/12(約17年前)
wiz さん

by wiz さん(非公開)

パリ クチコミ:82件

【建築文化財博物館 La Cite de l'architecture & du patrimoine au Palais de Chaillot 】は、以前のフランス文化財博物館の場所(シャイヨー宮 Palais de Chaillot)に構想13年工事5年をかけて、2007年9月にオープンした博物館。

0階は、フランスのロマネスク~ゴシック建築のムラージュ(鋳型)コレクション、2階は、近現代建築のギャラリーでコルビジェのユニテ・ダビタシオンの実物大展示等、2階の端には、圧巻のフレスコ画の実物大の再現コーナー * があります。また、1階には、図書館があり、閲覧室の天井に、世界遺産サン・サヴァン・シュル・ガルタンプ教会 Abbatiale de Saint-Savin sur Gartempe のフレスコ画の複製があります。

まさに、ここはフランス建築史を流れを追って見ることによって大都会パリにいながら壮大な時空の旅が出来てしまう場所だなぁと感じました。

特に、2階の実物大フレスコ画再現のコーナー * の窓からは、エッフェル塔がくっきり見え、反対側には精巧な中世のフレスコ画があって・・そこで「振り返る」だけで別の時代に行き来できるような不思議な感覚はかなり面白い。

フランス国内の有名なロマネスク・ゴシック建築に関して少し予習していくと、さらに楽しめる博物館だと思います。 

◆Cite de l'architecture et du patrimoine  
  http://www.citechaillot.fr/
  1, PLACE DU TROCADERO ET DU 11 NOVEMBRE
  75116 PARIS FRANCE
  TEL: +33 (0)1 58 51 52 00
  開館:11:00~19:00(木曜~21:00)
  休館日:火曜、1/1、5/1
  入館料:常設8EUR(第一日曜日無料)

************************************
(参考)
1795年に開設された フランス文化財博物館 Musee des monuments francais について
http://fr.wikipedia.org/wiki/Mus%C3%A9e_des_monuments_fran%C3%A7ais_(1795)

1795年にはパリにフランス文化財博物館が正式に開設され、大聖堂を飾る彫刻、霊廟が保存・展示された。 この博物館は、中世の建築物の修復作業がいかに必要であるか人々に想起させた。 建築の分野でのゴシック復興の流れを生みだしたのである。 ヴィオレ・ル・デュックの修復の仕事はその代表例である。

すでに大革命の初期の段階で教会の財産は国有化され(1789年11月2日の法令)、次いで売却まで決定されてしまっていた(1790年5月14日の法令)。 教会の財産には、教会堂の建物はもちろんのこと、そのなかの聖人の立像、司教や貴族の墓碑、霊廟も含まれていた。 これら石材で造られたものはまとめて”文化財(モニュマン monuments)”と呼ばれたが、それらの多くは芸術的にすぐれた作品だった。

革命初期を指導した立憲議会は「文化財保存委員会」を設置し、パリには二カ所、保管所を設置した。 そのうちの一つプチ・ゾギュスタン文化財保管所に、同委員会のメンバーで画家のドワイヤンは弟子のアレクサンドル・ルノワール(1761-1839)を管理役として送りこんだ。

プチ・ゾギュスタン街の旧修道院(Couvent des Petits Augustins)の建物および敷地は、数年の間に、単なる保管所からみごとな博物館へ変貌をとげていった。

1795年9月1日、ルノワールの保管所は一般に公開され、10月には”フランス文化財博物館(musee des monuments francais)”の公的名称を持つにいたった。 

この博物館は芸術家から一般の市民までたいへんな人気を集め、パリの新名所になった。 訪れた人々は中世の芸術の素晴らしさを再発見し、また同時にその展示に視覚の快楽、見ることの喜びを味わった。 そこは一種のパノラマ館だったのである。

[中略]

19世紀を通じ、建築と絵画の分野を支配していたのは、革命以前からの古典主義美学だった。 フランスの為政者たちはゴシックに縋ることはできず、他方で、普遍的規範を重んじる古典主義美学は、彼らにとって国家の統一性を与えるのに好都合だったのである。

19世紀パリの大建築物は官界主導で建設されたが、凱旋門(1836年完成)にしろ、マドレーヌ寺院(1842年完成)にしろ、オペラ座(1875年完成)にしろ、古典主義をベースにしていた。 1853年から実行されたパリ都市改造計画もそうである。

フランス文化財博物館は1816年、芸術・公共建築総監督官、および美術アカデミーの書記長の職に就いた古典主義の理論家キャトルメール・ド・カンシー(1755-1849)によって潰されたのだった。 文化財を元の場から根こそぎにしてはならないというのが彼の主張だったが、中世蔑視、ゴシック嫌いで知られていた人物である。 博物館は、中世の文化財が撤去された後、国立美術学校(エコール・デ・ボザール Ecole nationale superieure des beaux-arts)に成り変わった。 美術アカデミーは、この唯一の画家の公的教育機関と唯一の絵の発表の場「官展(サロン)」を牛耳って、古典主義の存続に努めた。

(「ゴシックとは何か 大聖堂の精神史」講談社現代新書 酒井健著 より)
************************************

施設の満足度

4.5

クチコミ投稿日:2011/02/13

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