ローダ島にある古代の水位計 ナイロメーター
- 4.0
- 旅行時期:2009/11(約15年前)
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by SUR SHANGHAIさん(女性)
カイロ クチコミ:40件
カイロ市街地を流れるナイル川のローダ島では、ナイル川の洪水を予測する古代の水位計ナイロメーターが見られます。ナイロメーターはナイル流域各地に設置されたと言うことで、後で行ったアスワンにもありましたが、ローダ島のものは保存もよく立派。
現在ではアスワン・ハイ・ダムやアスワン・ダムのお陰で洪水は無くなりましたが、ローダ島のナイロメーターはきちんと保存管理されていました。
このナイロメーターが造られた時期は資料によって異なり、カイロで買った地図の説明書きには861年と出ていました。
ローダ島の川上側(南端)にあるナイロメーターを見に行くには、オールド・カイロ地区からモナステルリ橋を渡っていくのが便利。
地下鉄1号線のマル・ギルギス駅からモナステルリ橋へは直線にして500m位。
モナステルリ橋をローダ島側へ渡ったら左折して300mほど行くと、左上の画像のゲートが見えてきます。ここはモナステルリ宮殿の庭の入り口で、中にはナイロメーターが入った塔のほか、ウンム・クルスーム博物館もあります。ナイロメーター見学は年中無休。
チケットはゲート脇の窓口で。ナイロメーターの見学は15エジプト・ポンド。
ナイロメーターが入った塔には鍵がかけられているので、担当のスタッフが案内してくれました。左下の画像奥にナイロメーターが入った塔が見えています。
塔のあたりからは右上の画像のようにナイル川の景色もばっちり。
塔の中に入ると、何層かに深く掘り下げられた地下室風縦穴に水位を測る柱が一本。下段中央の画像がその様子。階段は付いていても、一般の見学者は下へは降りて行けません。
今では水は全然入っていませんでしたが、下の取水口から入ってきた水の高さでナイルの水位を測ったんだなという構造がよく分かりました。仕組みは単純ながら、見応えありでした。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2009/12/25
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