リッツカールトンバリ★★★★★☆☆ コスパ良好だが特別感無し。ファミリー向け？

初めての投稿です。よくわからないので再度投稿し直すと思います。このレビューは私の実直な感想ですが、星の点数の基準がわかりません。皆さんのレビューを参考に星の数などを後日修正していきたいと思います。

【辛口・スパイシーなレビューです】

７月初旬、子連れ３０・４０代夫婦２家族（７歳＋８歳女の子）計６名、リッツカールトンスイート２部屋にそれぞれ宿泊。友人家族を誘ってのプチバカンス。滞在ホテルで悩みがちなバリ旅行。４泊６日の短い旅程の中、バリ島がはじめての友人もいるので、リゾートらしい海のパノラマ景を目当てに「安全牌かな」という思いでこのリゾートホテルを選択。滞在は１泊のみ。

絶景の断崖エントランスからエレベーターとカートに乗り案内されたのは、メインプールやビーチに近い東側の８号棟３階の部屋。とても大きいエクストラキングサイズのベッドが横たわる１５０平米ほどのスイートルーム。

白いベージュのパラソルが美しいメインプールとビーチは程よいリュクス感。バリ島の７月の爽やかな風が心地よく、ゆっくり気持ちよく過ごせた。とくにビーチは訪問前に想像していたよりずっと綺麗だった。ビーチの砂は粗目でさらさら。ただ、両サイドのくるぶし程度の浅いプール（キッズプール？）はその作りのせいか午後には油やゴミが滞留し、
やや不潔に感じた。

従業員はリッツらしくにこやかで好感が持てる。手際の悪いところも爽やかな笑顔で許せてしまう。チェックイン後、待てど暮らせど荷物が部屋に運ばれない、子供たちと直ぐにプールに行く約束をしていたが、水着がなくては仕方がない。日本語ゲストリレーションは忙しいのか塩対応、最低限のことしかしていただけないのだと心得る。広大なホテルなので仕方がないのだろう。予約時に部屋をコネクティングでリクエストしたが、隣同士ですらなかった点は非常に残念。グループ旅行であることを兼ねてからメールで相談していたはずで、何か他に提案や方法があったのではないかと悔いが残る。彼らにはどうすることもできなかったのかもしれないが、この様な経験は初めてだった。

有名ブランドの高級ホテルだが大型なのでサービス面で過度の期待は禁物。後日訪れたジンバランのフォーシーズンズで改めて接遇レベルに大きな差を感じた。勿論素晴らしいのはフォーシーズンズの方だ。ここヌサドゥアのリッツカールトンの客層は家族連れも多くファミリー向け。ハネムーンなどアニバーサリー利用にはお勧めしない。なぜならバリ島には他にもっとラグジュアリーな極上リゾートがたくさんあるからだ。ヌサドゥアなら同系列のセントレジスはお勧めだ。

兎にも角にもこの施設の１番の泣き所は設計の悪さ。どこへ行くのも不便、カートを呼ぶのも不便。敷地中心部にリゾートのコア施設（レセプション、プール、レストランやスパ・ジム）を配置すれば良かっただろうに、何故か鯉の泳ぐ池がデーンと中央にある。ここがせめてプールならもう少し良かったのではないか。各宿泊棟の１階はプールアクセスの部屋になっているが、これを外の視線から隠すため長身の植栽で取り囲んである。これが視線の抜け感を妨げているため３階からの眺望であってもジャングルの様な眺望である（ウブド？）。

また施設や部屋のメンテナンスは良いとはいえない、比較的新しい部屋だがよく見ると粗が目立つ。風呂のドアノブが破損している、バスタブの栓が壊れて排水できない、トイレのドアは閉まらず。エレベーターは手の油がべっとりと付いたままだ。

支払い時、私が指摘するまで特典の米ドルクレジット分が差し引かれてなく、明細はきちんとチェックしなければいけないと改めて思った。

総合的に見れば標準部屋の広さも勘案してコスパは概ね良好だ。この高級リゾートホテルにこの価格で泊まれるのだから悪い訳がない。しかし、レベルの高いバリ島にあって、ここで無ければという特別感に欠ける。おそらく私達のリピートは無いだろう。

まとめ
・施設のデザイン（設計）に難がある
・メインプールとビーチは良い
・従業員はにこやかで好感が持てる
・ファミリー向けの傾向あり
・サービス面で過度の期待は禁物
・施設や部屋のメンテナンスは良くはない
・バリの高級リゾートとしてコスパ良し

クラブカテゴリーについて、クラブアクセスはマリオット会員価格で１日一人あたり８千円程、子供５０％。しかし私はクラブアクセスはお勧めしない、なぜなら宿泊は朝食付きのオファーが普通で、あえて品数の少ないクラブラウンジで朝食を摂る必要はないし、大抵の場合クラブラウンジの食事が特段美味しいという事もない。敷地の奥まった場所にあるので、海も見えないし、風も通らない、そこで時間を過ごすのが気持ちが良いという感じには見えないし、ひとり８千円も払えば、どこのレストランでも美味しい食べ物と良いサービスが得られるだろう。そのうえ子供ＯＫなのだから大人のための空間でもない。何を求めてクラブラウンジを利用するのか理解できない。

費用。アメックス経由で予約、リッツカールトンホテル１部屋約４万円、マリオット会員特典＋ＦＨＲでサワンガンジュニアスイートからリッツ・カールトンスイートへアップグレード、計２００米ドルのクレジット特典、レイトチェックアウト確約。

私達のバリ島旅行は９度目、スモールラグジュアリーホテルで午前中から日が沈むまで風が吹き抜ける心地よいプールサイドでゆっくり過ごしたい。観光地などに行くことは稀。ただしお籠りヴィラは苦手で人気（ひとけ）感のあるプールやラウンジなどパブリックエリアで過ごすのが好き。

バリ島での宿泊経験、リッツカールトン、マンダパ、アヤナ、インターコンチネンタル、ヴィラアイル、チェディクラブ、アマンキラ、フォーシーズンズジンバラン、フォーシーズンズサヤン、サマヤウブド、タンジュンサリ、ブルガリ等。同じようなスタイルの旅行感をもっている方の参考になれば嬉しい。