賑やかな街と静かなリゾートの両方が体験できる　パドマ バリ

ガーデン・クラブ・シャレーに妻、子供（６ケ月）の３人で宿泊しました。
直前までジンバランのインターコンチネンタル（クラブルーム）に宿泊していたので、部屋を含めた施設の落差に夫婦で唖然。ヌサ・ドゥアやジンバランのきらびやかな高級ホテルを思い浮かべるとその差にガッカリします。まぁ、料金が安いのですから仕方ないですね。それでもレギャンでは貴重な高級リゾートです。

部屋は、テラス、ベッド・ルーム、バス・ルームがある基本的な造りになっています。部屋の広さは広々とまでは行かないですが、十分な広さでソファーもあります。ドレッサーは狭く、収納は少なかったです。バスルームは、バスタブとシャワーが別で、シャワー側には光の入る天窓がありました。また、広いテラスにはイスとテーブルがセットされています。部屋の造りは基本的にデラックス・シャレーと同じようです。

クラブシャレーのゲストには様々な特典がありました。まず、一般のゲストが立ち入れないクラブラウンジの利用。クラブラウンジの２階テラスからはレギャンビーチを見渡すことが出来、カクテルタイムにはカクテルを飲みながら壮大な夕日を眺めることができます。しかも、ドリンクやオードブルは無料です。次に、イタリアンレストラン「べラロサ」での朝食。一般の朝食ビュッフェも品数多く魅力的でしたが、ホテル規模が大きのでとても込み合っていました。ベラロサの朝食は、人も少なくブッフェの品数も十分あり、パン、ハム、フルーツなども一般のブッフェに比べ高級な素材を使っていました。また、メインを１品選んでオーダーすることができます。ベラロサはビーチ正面の２階に位置するので、屋外テーブルに座ると朝ごまだ人の少ないビーチを眺めながらの美味しい朝食をゆっくりと頂くことができます。その他、ランドリーの無料サービス（子連れの家族旅行では本当に助りました。）、ミニバー無料、午後のアフタヌーン・ティーのサービスなどクラブシャレーの料金以上の満足感を得られます。

パドマのプールはとても大きいのですが、プールサイドのビーチチェアはかなりの密度で置かれ、少々落着きません。ビーチチェアやマットも少々古いようで、高級リゾート？のイメージは薄れます。日陰もあまりなく、いい位置にあるビーチチェアは早々に取られていきますので、早めの確保が必要です。また、ビーチが目の前なのにプールからは海も見えませんでした。

ホテルからは道を一本隔ててビーチです。レギャンビーチは波が高く、水泳はできませんがサーフィンには適しています。ホテルから裸足のままサーフボードを持って海に入れるのはポイント高かったです。また、ビーチからのホテルの入り口にはシャワーが設置されているので、サーフィンのあとにシャワーを浴びて、ついでにボードの砂を水で流すこともできました。

ホテルの敷地はとても広く、至るところに南国の花が咲き乱れています。また、ホテルのあちこちにはアートオブジェがあるので敷地内の散歩も楽しいです。ホテルを一歩でるとレギャンの街中で、沢山のお店やレストランが並んでいますが、ホテルに一歩入るととても静かでした。

ホテル内では、どこに行ってもスタッフは笑顔で挨拶してきます。中には丁寧な日本語で挨拶をしてくれるスタッフもいました。日本からのゲストが多いらしく、日本人ゲストを大切にしているのが伝わってきます。

高級リゾートを期待するとガッカリするかもしれませんが、レギャンやクタの街に近く、街の喧騒と静かなビーチリゾートの両面を味わうことのできる素敵なホテルでした。