普段は宿泊料が高くて(マッターホルンビューは1泊10万円近くします)二の足を踏んでいましたが、今回ツェルマット滞在10日の間で、二日前にホテルwebサイトに出ていたスペシャルオファーが15%オフで6万円台だったので、急遽1泊だけしました。サンセット時の美しい夕景、朝マッターホルンが赤く染まるモルゲンロートを見たかったので、天気予報も見ながら日程を決めました。スペシャルオファーが出る日と出ない日があったので、毎日チェックしていました。多分コロナ禍で、まだ十分に客足が戻っていない事も理由の一つだと思いますので、今はチャンスだと思って決断しました。
翌日はスキーもするので、板と靴はホテルエレベーター前に置いて(持って行く人はいないと考えたので)、一旦ツェルマットのホテルに戻り、小さなキャリーバッグだけ持って登山列車でクルムホテルに戻りチェックインしました。フロントの女性はとても感じが良かったです。板と靴はスキールームに預けました。ショッピングアーケードのある階のエレベーター向かいにスキールームがありました。ルームキーで入ることができます。
マッターホルンビューの部屋(4053号室)は、窓からでも山が見られます。モンテローザビューの部屋からはマッターホルンは見えませんが、少し安いので外に出れば見られるからそれでいいや、という人には良いかもしれません。
サンセットは17時頃から空が赤く染まり綺麗でした。満点の星も眺めることができました。モルゲンロートは7:30頃から上の展望台で待機しました。8時くらいにマッターホルン山頂部が赤く染まり始め、感動的な風景を目にすることができました。アジア人に教えてあげましたが、日の出にしか興味がないようでした。その後太陽は雲に隠れたので、日の出そのものは見られませんでした。時間は日によって変わるので、Webで調べていました。
部屋はコンパクトな作りですが、クローゼット、テーブル、イスもあって使い勝手は良いです。バスルームはシャワーのみでバスタブはありませんでした。湯沸ポット、インスタントコーヒー、ミネラルウォーター2本(ガスあり、ガスなし)、チョコレートがありました。
夕食(6:00pm.から8:00pm.)は朝食レストランと同じ会場とフロント反対側のコーナーの2箇所に分かれました。サラダ、コンソメスープ、牛肩肉のロースト、クリームブリュレのコースでした。特別美味しい料理という訳ではありませんでした。ドール赤ワイン1dl=5CHF×2、ミネラルウォーター15dl=9.5CHFをオーダーしました。
朝食(8:00am.から10:00am.)のブッフェでは、シャンパン、スモークサーモンなどもあってさすがの品揃えでした。目玉焼きなどはオーダーしたら作ってもらえます。
宿泊した日はツェルマット滞在9日目の夜でしたが、それでも夜中から少し頭痛が始まり昼まで続きました。そんなに辛いほどではありませんでしたが、おそらく高山病になりかけていたのだと思います。高度3,100mにあるホテルなので、ツェルマットについて当日いきなり泊まるとかは、ちょっとリスクがあるように思います。もし、あまりひどい時は急いで下山しないといけませんので、無理のないようにして下さい。