“北ドイツ周遊の旅”
期間 : 2005年4月21日(木)?5月5日(木)15日間 ; 1982年から数えて 23年ぶりの北ドイツです。
目的地: 1989年の来日以来、16年ぶりに旧交を温めるべく、ブレーメンの友人夫妻を訪問し、ドイツの誇る世界遺産の町々(ブレーメン、リューベック、ヴィスマール、ヒルデスハイム、更にクウェートリンブルグ、ゴスラー)や、ハンザ諸都市・エリカ街道(塩の道)・ハルツ山地(魔女伝説)・メルヘン街道を巡る、盛りだくさんの旅をしました。
4/25 (月)?27(水) (2泊)
Celle :Hotel Fuerstenhof Celle 古城ホテル・フュルステンホフ・ツェレ
Hannoverschestr.55/56、D-29221 Celle
5星 Euro179 ・ 全73室
TEL:49(0)?5141?2010、FAX:49(0)?5141?201120
www.fuerstenhof.de 駐車代 16.5 Euro
ハノーファー通りに面し、17世紀のバロック様式の宮廷であった、Hotel Fuerstenhof Celle古城ホテル・フュルステンホフにチェックインして、ホッとする。
駐車場は一杯で、お客も多そうだ。今回の旅では最高級の5星ホテルだけに、駐車している車も、メルセデス、ポルシェなど高級車ばかりだ。
No.403号室は本館に連結した建物にあり、部屋からは中庭がみえ、モダンな部屋です。
2泊して、ここからBraunschweigブラウンシュヴァイクやHildesheimヒルデスハイムの町々を見て回りました。
夕食はRestaurant Endtenfang;レストラン・エンテンファング(鴨の罠、若しくは鴨の捕獲を意味して、Braunschweig?Lueneburg公爵家が鴨を罠で捕らえ、この肉を焼いて、食事を楽しんだと言う何百年もの伝統に、その名は由来する。ミシュランの1星付きフレンチレストラン。)は中世以来の鴨料理を得意としています。
ホテルのお客はこれを目当てにやってくるそうだ。この旅で、一番の贅沢がこのホテルの宿泊とここ、エンテンファングでの食事です。レストランはプレシーズンの所為か?お客は3組程度です。ベストの席に案内されて、今日は大事にされそう。
1982年4月9日に、家族旅行で初めて一泊し、このレストランで食事をしましたが、翌朝、同業のM社のK君(大学運動部時代、私の5期後輩になる)ご一家とばったり会って、ビックリした思い出もあります。
その時の鴨料理が大変、美味しかった思い出があり、今夜も“鴨料理”と決めています。
“鴨料理”(二人以上のオーダーが必要)はアミューズ(チェリーをパンの小片にのせて)が出て、ドライシェリーで乾杯です。
前菜には小さくきざまれたマンゴに緑のアスパラソースかけを美味しく頂く。
若鴨が焼けるまでの繋ぎに、白アスパラの小さなスープもでて、嬉しくなる。
ワインはライン川右岸、Ruedesheim;リューデスハイム近くのOestrich産辛口白;Peter Jakob Kuehn 2000、 Oestrich Doosberg Spaetlese Trocken :Rheingau Riesling(Qmp 750ml:59Euro)を女性ソムリエのお勧めで、頂くことにする。
ウエーターが一匹の若鴨を我々の席の前に持ってきて、切り分けます。
【若鴨は野飼いの生後6週間の鴨で、重さ2000gと決まっているとのことです。鴨の内外にいろいろな香辛料を抽入し、ぬり、それを特製フライパンで、50分(200℃の温度)じっくりと焼くのだとの事。ソースも鴨の皮や肉汁を利用し、香辛料、コニャック、クリーム、バター等を加えて作るそうで、まさに鴨尽くしと言えます。】
最初は甘酸っぱいソースがかかる鴨を頂く、23年前の記憶通りの絶妙な味に感激する。
皿が下げられると、少し間をおく為にGuaveというフルーツにメロンのソースをかけたものと、アイスが出てきます。
そして、第二回目の鴨が出てくる。今度は鴨のレバーソースがかかっていて、ちょっと重さを感じる、大人の味です。
23年前の39歳の若さには、全く問題ない量でしたが、今日はさすがに家内は食べきれず、私も満腹でした。
デザートは、三色のアイスにチョコレートムースが5つの容器に入って、シャレタ形で出てきました。
コーヒーと共に、盆に載った、食後のクッキーが出てきて、さすがに部屋に持って帰りたくなりました。
---『チーズは?ブランデーなど如何ですか?!!』『充分です。日本人は小さな胃しか持っていないのでもう満腹ですよ!!』
-----チップ込みで、196.5Euro=28,000円の請求書にサインし、ウエーター達の丁重な挨拶を受けて、満足!!満足!の晩餐は終わりました。