昨年夏にエクゼクティブフロアのラウンジと客室を大改装されたと知り、隣のヒルトン・クアラルンプールと梯子して見ました。ヒルトンをチェックアウトして、その2分後にはチェックイン手続きです。ロビーの雰囲気にあまり変化はありませんでしたが、エレベーターで客室フロアに到着すると、かつてクラシックスタイルであったものが現代風デザインに変わっていて驚きました。アサインされたのはコーナーに位置する××72のプレミアルームで公称37平方メートル、そんな広さあるのかなぁ…とも思いますが、こちらも現代風デザインになっており、客室の部分は天井が高く、壁紙の一部はイスラム風ゴシック模様をデフォルメしたようなデザイン、テレビはソニーの48型です。フルーツと共にマカロンがウェルカムスイーツとして届けられるのは以前と同様ですね。三角形の形をしたバスルームも広くはありませんが、最大の利点はバスタブとシャワーブースが大きな窓ガラス側に設けられていることで、これは楽しいです。もちろんスクリーンを下すこともできますよ。さて圧巻はクラブラウンジの充実です。かつて客室であった部分に扉で仕切ることのできるビュッフェ台エリアが設けられていました。アフタヌーンティーの時間の終わる午後4時が過ぎるとビュッフェ台の扉が一旦閉じられ、イブニングカクテルの用意がなされます。さて6時になって扉が開かれると、中央のテーブルには毎日6種類のホットミール、オープンキッチンでは日替わりスープの麺類、点心、そして本日のスペシャル料理がつくられます。冷蔵庫には冷菜やスイーツ、もちろんサラダやチーズなどもあります。ビールサーバーにはカールスバーグとコーナーズ(connor's)という名前のスタウトがありましたが、このコーナーズというビール、最高に美味しいもので、今回の大収穫になりました。ヒルトンのラウンジのスタッフは黒服の男性中心ですが、こちらメリディアンは女性スタッフが中心で、柔らかい雰囲気でもあります。ただ…日本人としてちょっと恥ずかしかったことがあります。このホテルはKLセントラル駅前にありますからラウンジのお客さんも一人で訪れるビジネス客が中心。さらに夕刻のカクテルタイムは大人の時間ですから、それなりのマナーというものがあるはずです。そこに日本人の2組家族合同の6~7人が登場。お父さんの一人はサンダル履きで、ラウンジのスタッフに注意されるも「ノー・シューズ」の一点張り。そんなわけないだろう!小学生の子供は大声でラウンジ内を闊歩。金さえ払えば何でもOKと思い込んでいるのは、アメリカ人に飼いならされてしまった不幸ですね。ここはアジアですから、しぶしぶ許してはもらっていたのですが、他の客さんお視線が集まっているのにも気づかない。他のホテルではメインランド中国人もこの手のラウンジに登場しかかっており、恐怖以外の何物でもありません。恐るべし現代日本人とメインランド中国人。あっ、書き忘れそうになりましたが、ヒルトンホテルと共通の巨大なスイミングプールも楽しいですし、ボードウォークでは洞窟探検もできますよ。