中央駅から徒歩5分程度の小さいホテルですが,気に入っており定宿にしています。
ベストウェスタン系ということ,部屋数が少ないので満室のことがよくあります。旧市街のニーダードルフ通りの一つ裏側の通り(川と反対側)を入ったところの道路に面した右側にあります。歩道を進むと何軒かホテルがありますが,一番奥です。
玄関を入ると直ぐにレセプションがあり,人がいないとベルを鳴らす仕組みです。奥の隅に荷物を持って乗れば一人で一杯になりそうなエレベータがあります。左手はガイドにもよく紹介されているチーズフォンデユで有名なホテルレストラン"Walliser Keller"です。20年前に初めてチューリッヒに来た時(ここではない)ホテルで一人でフォンデユを食べれると紹介されて訪れて以来,チューリッヒに来ると立ち寄ります。ただし,土日は休業なのでご注意下さい。今回は金曜日だったのでチェックイン時に予約を頼むと開店時間の6時15分から8時までなら席が用意できると言われました。事実6時30頃には全席満席になり,私の席はゆったりとした窓際の円形テーブルだったのですが,キプロスからのビジネス客と相席になりました。部屋においてあったゲストインフォメーションには,冬は土曜日のディナーに開いていると記載されていました。
部屋はチューリッヒのこのクラスのホテルにしては広く,内装・設備共にシンプルですが,深いバスタブもあり,シャワーの湯量も豊富でした。テレビはCRTから小型の液晶に変わっていました。無線LANも利用可能でアクセスポイントが10程あり,強い電波をひろうとよいでしょう。ただ速度はADSL20M(公称)と早くありません。セキュリティボックスも冷蔵庫もありますが,上述のインフォに水道の水は24時間飲めます(Top high drinking quality!)と書かれています。スイスはどこでも飲めるので特段ここが美味しいとは感じませんでしたが。なお,宿泊した305号室のように道路に面している部屋は週末の夜は遅くまで結構人の声などがしますので気になる方は避けた方が無難です。
朝食は"Walliser Keller"で取りましたが,コンチネンタルに少しプラスアルファという程度です。日本人客が3組もいて貸し切り状態だっったのにはがっかりしましたが。