「スワンナプーム国際空港」に深夜着、翌日も早朝便でチェンライという日程であったため、念願の「ノボテル・バンコク・バンナー」を予約しました。かつてはバンナー周辺の工業団地や展示場を訪れる日本人ビジネスマンの拠点の一つとなっていたホテルで、実はそんなビジネスマンに憧れていたのです(笑)。まるで憧れていた彼女と20年ぶりに再会するような心境で、すこしドキドキしながら予約したのです(爆)。ただし憧れの日々から幾年月、すでに空港周辺やオンヌット辺りにかけて無数のホテルが林立し、今や話題にも出てこなくなったという現実もあります。その上、チェンライへの便が午後遅くにスケジュール変更になってしまったので、利用価値もなくなってしまっていたのですが…。さて「スワンナプーム国際空港」からタクシーで20分以上、料金も高速料金は不必要ながらメーターは約200THB(別に空港からの乗車料金50THB)ですから、ほぼメリットはないですね。さてホテルに到着、ほとんどの照明が消された薄暗いロビーですが、古いながらも造りは悪くなさそうです。今回はキャンペーン中で素泊まりと朝食込料金が同額だったので朝食付にしたのですが、スタッフがその確認をすることもなく、あとでこちらから確認しました。客室は…古いデザインなのは仕方ないですが、広さはまずまずです。ただし家具類は経年劣化が進み、壁紙に割れている個所があるなどメンテナンスが良くはないです。テレビはサムスン32型で、NHKワールドプレミアムではなく英語放送のNHKワールドのみです。ベッドも中級ホテルの範疇ですが、悪くはありません。バスルームは一般的な大きさですが、石造りであることはかつて高級ホテルの名残があります。トイレに手動シャワートイレのホースすらないことから、元々外国人用に建てられたホテルなのでしょうね。プールは芝生の庭に囲まれたもので、子供用も2か所あって立派だとは思うのですが、お客さんはおらず、もちろんスタッフの姿もありません。フライト時間もあって、レセプションで「1時過ぎまでいて良いですか?」と尋ねたら、客室番号も確認せず「問題ありません」とのこと…タイを感じますね。9時頃に朝食レストランを訪れると、お客さんは私以外に西洋人1人とインド系夫婦1組2名のみで閑散としていました。入口で部屋番号を伝える前に「どうぞ」と言われ、席への案内もなく放置プレイ(笑)。やっぱりタイです。ビュッフェ台は思いのほか大きく、内容も割と充実していて良い意味で驚かされました。ただ…憧れは、憧れのままにしておくのが良いですね(笑)。あっ、書き忘れましたが、不便な立地をカバーするため、「バイテック」や「メガバンナー」を通る無料シャトルが日に4本出ています。