ラーチャプラソン交差点に建つ「インターコンチネンタル・バンコク」、今回は1年半ぶり19回目の宿泊です。かつては向かいの「グランドハイアット・エラワン・バンコク」、隣の「ホリデイイ・イン・バンコク」も何度か利用したことがあるのですが、この交差点界隈で利用するホテルは、いつのまにか「インターコンチネンタル・バンコク」一択になりました。タクシーで車寄せに到着すると、ベル係が素早く駆け寄って素早く荷物をピックアップ、バゲージタグを持って吹き抜けの豪華なロビーへ。レセプションで名前を確認すると、そのまま37階のクラブラウンジにエスコートされてチェックインと、いつも流れるように手続きが進められます。年末年始の今回は客室稼働率が高く、アンバサダー会員用ベネフィットである客室アップグレードができない旨を詫びられ、宿泊料金を1ランク下の客室料金へ値下げしていただけました。このあたりも対応も隙がありませんし、このホテルであればスタンダードの客室な質感と広さがありますから充分です。余計なものをすべてキャビネット内に収納し、チーク材と高級ファブリックを用いた客室は質感も高いですし、大変に美しいものです。クローゼットは2つありますから男女で使い分けもできますし、テレビも大型で文句ありません。テーブルにはてんこ盛りのウェルカムフルーツがあり、あとからアンバサダー会員用のチョコレートプレート、そしてアップグレードできないお詫びとしてビールが3本届けられました。バスルームも総大理石の豪華版ですが、もう気持ち広ければ…。あっ、決して狭いというわけではありませんよ。バスアメニティはもちろんフル装備です。3つのブロックに分かれた広いクラブラウンジも居心地良いのですが、今回驚いたのがアフタヌーンティー。以前はビュッフェ台にスイーツが並んでいたのですが、3段重ねのスタンドで給されるようになっていました。イブニングカクテルの時間にはスタッフが「スパークリングワインはいかがですか?」とテーブルを回っていましたし、カナッペ類は夕食代わりにもなってしまいそうな種類があって、夕食を予約していた私は我慢・我慢の時間となりました(笑)。館内では色々な方が名前で呼んで挨拶して下さいますし、年配のエレベーターホールスタッフの笑顔にも癒されました。またレストランの料理が美味しいのも大きな利点です。チェックアウトの日、フライト時間が21時過ぎであったので、レイトチェックアウトのリクエストをしたところ、「何時にしますか?何時でも大丈夫ですよ」との言葉に甘え、19時まで客室を利用させて頂きました。こんな柔軟なサービスを受けたら、また宿泊せずにはいられませんよね。隙なし!