竣工以降、想定を上回る洪水に複数回見舞われ、都度大規模改修を行い日々進化しているダム
- 4.0
- 旅行時期:2025/09(約3ヶ月前)
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by kasakayu6149さん(男性)
燕・三条・見附 クチコミ:4件
笠掘ダムは1965年(昭和40年)竣工の重力式コンクリートダム
1965年の竣工以降、想定を上回る洪水に複数回見舞われました
1969年の洪水を受けてクレストゲートを1門増設して放水量を強化
2011年の洪水を受けて4mの堤体嵩上げ工事を行う等、日々進化しているダムです
嵩上げしてから然程年月が経っていないので白亜の堤体が美しいです。
周辺はニホンカモシカの生息地として保護区に指定されています。それだけ自然豊かであり且つ険しい地である訳です。
ダム天端は遊歩道として開放されていますが、残念ながら天端の全てが開放されている訳ではなく右岸側は関係者以外立入禁止です。
堤体を嵩上げするには。ただ堤体上部のみ嵩上げすれば良いと言う訳ではありません。重力式コンクリートダムは提体の重さでダム湖の水を支えるので、貯水量が増えれば、その分堤体を重くする(太らす)必要があります。
特に下部が厚くなるので、減勢工などもオフセットする必要があり、工事に合わせ発電所等も再整備された様でダム下の設備は新しかったです。
「笠掘ダム」によって形成されたダム湖は「笠掘湖」と言います
ダムの堤体を嵩上げすると言う事は、ダム湖の水位が上昇する訳で
当然ですが湖岸はダム堤体にだけある訳でないので影響は上流部全域に及びます
綿密な地盤調査も行われたでしょうし、湖岸に点検道路があった場合は道路付け替えも必要だったかもしれません
幸いと言うか、笠掘ダム湖周辺はニホンカモシカが生息するくらい切立った断崖地帯で湖岸道路も無く、然程問題はなかった様です。
ダムカードはダム左岸にある管理事務所で配布しています
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- マイカー訪問での評価
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日訪問での評価
- 見ごたえ:
- 4.0
- 最後の改修から年月が経っていないので白亜の堤体が美しい
クチコミ投稿日:2025/10/15
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