銘仙に興味を抱いて。足利で出会った織りの美。

5.0
旅行時期：2025/06（約7ヶ月前）

by cocoroさん（非公開）

足利クチコミ：1件

「銘仙」のお着物のをリメイクしてワンピースや
お洋服を作る方の旅行記をきっかけに「銘仙」に
興味を持ちました。

私の年齢で　成人式の着物以外にお着物を持っている人は
あまり多くはないかもしれないけれど....
お着物はどこか私にとっても特別な存在。
幼い頃から　母の影響でお正月には家族で着物を
着てお祝いしていました。
そうした思い出もあって自然と着物への興味や
好みが育まれてきたのかもしれません(#^^#)
さらに学生時代にはお着物を着るアルバイトを
していたこともあり少し縁があるように感じています。

そんなことで今回銘仙の産地として有名な足利にある
「足利織物伝承館」へ栃木の温泉旅の帰りに立ち寄りました。
とても小さな展示室でしたが、銘仙の歴史や織りの技術に
ついて詳しいパネルがあり銘仙について学ぶことができました♪

足利の銘仙は糸をずらして織ることで生まれる
「ぼかし」や「にじみ」の独特な技法が特徴。
比較的シンプルなデザインが多く　
工人には女学生が多かったことで大量生産ができ　
また有名な女優さんを起用しての宣伝にも力を入れ
生産量日本一にもなったことがあるそうです。

見学中には着物同好会のグループと一緒になり
今のデザインを比較しながら楽しく鑑賞できました。
現在では職人がいなくなり銘仙は作られていないようですが。
その技術はストールなどの新しい形で受け継がれて
いると知り伝統の大切さを改めて感じました。

小さな小さな伝承館ですが　足利には足利学校や
フラワーパーク　そして機織りの神
「天御鉾命」と「天八千々姫命」の二柱が祀られている
織姫神社もあるので　足利観光の時にご興味のある方は
立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

伝承館内は銘仙の写真は禁止　パネルのみ撮影可でした。
銘仙柄の写真は足利学校の前の「足利まちなか遊学館」
の写真でご紹介しています。