北アルプス西麓にある巨大ダム、戦争による工事中断を経て北陸電力が社運を賭けて造りました
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- 旅行時期:2024/07(約1年前)
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by kasakayu6149さん(男性)
富山市 クチコミ:6件
有峰ダムは1960年(昭和35年)竣工の重力式コンクリートダム
有峰ダムは昭和初期に建設が始まりましたが第二次世界大戦の影響で工事が中断
戦後北陸電力が引き継ぐ形で当初計画より堤高も30m嵩上げして竣工しました
工事中断前に打設が始まっていた堤体の利用と嵩上げによる計画変更の影響でダム両岸の地形に合わせるため堤体端部でそれぞれ屈折しており「S字型」の提体となっています
いわゆる北アルプスは北部で立山連峰と後立山連峰にY字型に分かれています
そのY字の中央にあるのが名実ともに日本一の「黒部ダム」な訳ですが、黒部ダムが有名すぎる分他のダムは「ややマイナーな存在」となっています
Y字の右側「後立山連峰」の東側には堤高日本2位を誇る「高瀬ダム」がありますし、Y字の左側「立山連峰」の西側にはダム湖の保有水量は黒部ダム以上の「有峰ダム」があります
「黒部の太陽」で有名な「大町トンネル」の様にダム建設のために道を造る(整備する)のは必須条件で「有峰ダム」建設に併せて「有峰林道」が整備されました
冬季は長期閉鎖される過酷な環境下の道路で安全上日中しか通行できない有料道路となっています。
関西電力が黒部ダムを社運を賭けて造ったのは有名ですが、同様に有峰ダムも北陸電力が社運を賭けて造った大型ダムです。
前人未到の地では無く小さな集落はあった様ですが周辺は秘境である事に違いはなく、周辺は厳しくそして豊かな自然が広がります
尚、ダムカードは車で数分の有峰自然文化村のビジターセンターで頂く事が出来ます
- 施設の満足度
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5.0
- アクセス:
- 3.5
- マイカー訪問での評価
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日訪問での評価
- 見ごたえ:
- 5.0
- 周辺の景色は秀逸
クチコミ投稿日:2024/10/06
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