春にはお花見、夏には水遊びが楽しめます~都会の喧騒を忘れ別世界にいるような感じがしました。
- 4.0
- 旅行時期:2023/05(約2年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
王子・十条 クチコミ:19件
北区王子本町にある「北区立音無親水公園」についての情報を発信していきます。「北区立音無親水公園」を訪れたのは2023年5月31日です。「音無親水公園」へのアクセスは、JR京浜東北線「王子駅」の北口改札口を出て、左方向に進むと「親水公園口」です。川に沿って右方向にそのまま100mほど直進すると、「舟串橋」があります。まず、そこから「音無親水公園」全体を眺めて見学コースを決めるのがベストです。
「音無親水公園」は、JR京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」に隣接する公園で、小平市の東部を源にして「隅田川」に注ぐ「石神井川」の旧流路に整備された公園です。「石神井川」は、この一帯付近では、昔から「音無川」と呼ばれ親しまれ、古くからの春の桜、夏の青楓と滝あび、秋の紅葉など四季の行楽の名所、景勝の地でした。戦後の都市化で、石神井川も生活排水などで汚れた川となりました。また、洪水による被害を防ぐ目的で、昭和33年(1958年)9月の「狩野川台風」で一帯の渓谷が破壊されたことを受けて始まった改修工事によって川は「飛鳥山公園」の下に2本のトンネルを掘り、石神井川流路のショートカットが行なわれました。そして、残された旧流路に、「かつての渓流を取り戻したい」という地域住民の要望で「音無親水公園」ができ、現在に至っています。「音無親水公園」は、全国の都市公園の模範たる公園として「日本の都市公園100選」に選ばれています。都内では、「国営昭和記念公園」、「日比谷公園」、「上野公園」、「水元公園」、「代々木公園」が選定されていて、園内には記念碑があります。「音無親水公園」施設区域を流れる水は、ろ過装置による循環水を使用し、夏は子供たちが水遊びも楽しむことができます。「権現の滝」は、神仏習合時代の「王子権現」(現在の「王子神社」)側の河岸段丘から落ちる滝で、「弁天の滝」、「不動の滝」、「稲荷の滝」、「大工の滝」、「見晴らしの滝」、「名主の滝」とともに「王子七滝」に数えられていました。しかし、現存するのは。「名主の滝公園内」の「名主の滝」のみとなってしまいました。
私は、「舟串橋」の脇にある階段を下りて、「王子駅」に戻るような感じで「水車」がある方向に足を進めました。川の途中には、何箇所か飛び石が設置されているので、直ぐに対岸に渡ることができます。「王子駅」の親水公園口前の橋のところまで行き、Uターンです。「舟串橋」の下を通り、アーチ型の「音無橋」へ向かいます。川のせせらぎを、滝を模した水の落ちる様子を見ると、本当にここが駅に至近距離の都会の真ん中にある公園とは信じることができませんでした。あたかもどこか山奥の渓谷にいるような感じでした。公園内には、ソメイヨシノ21本植樹されているということで、残念ながら桜は咲いていませんが、下から眺める風景を想像しただけでワクワクします。今度は、「飛鳥山公園」の桜に合わせてここへも来てみたいと思います。
01_【一口メモ】
⑴ 所在地…〒114-0022 東京都北区王子本町1丁目1 電話:03-3908-9275 (北区道路公園課)
⑵ 利用時間…終日開放、ただし「親水施設区域」は9:00から16:00まで
02_【アクセス】
⑴ JR京浜東北線「王子駅」北口出口から徒歩1分100m
⑵ 東京メトロ南北線「王子駅」3番出口から徒歩分m
⑶ 東京さくらトラム(都電荒川線)「王子駅前」出口から徒歩3分240m
03_【「音無親水公園」のポイント】
⑴ 流れ・せせらぎ
「音無親水公園」を流れる「音無川」で水遊びができる場所は100mほどですが、夏には水遊びをする子どもたちでいっぱいになります。川の流れの水は、ろ過装置による循環水を使用しています。
⑵ 滝
かつての「王子七滝」のひとつ「権現の滝」を再現して、流量は毎分1トンだそうです。
⑶ 舟串橋
「舟串橋」は、昭和33年(1958年)の狩野川台風で流され廃橋となった橋を復元したものです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- JR京浜東北線「王子駅」北口出口から徒歩1分100m
- 景観:
- 4.0
- 都会の真ん中に自然が溢れています。
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- 親子ずれがたくさんいました。
クチコミ投稿日:2024/07/10
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