全国でも珍しい踊り念仏の一種「踊躍念仏」が、今でも行われているそうです。
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- 旅行時期:2024/04(約2年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
天童温泉 クチコミ:12件
「佛向寺」は弘安元年(1287年)、天童市大字大清水字二階堂に「一向上人」によって開かれました。「一向上人」は、浄土宗第三祖「良忠上人」の弟子で、後に時宗一向派の祖となった念仏者です。「一向上人」が「佛向寺」を創建するキッカケとなったのは、出羽国の伊予守「源頼直」が、鎌倉にいたころ、「一向上人」の高徳を伝え聞き、ぜひ出羽国で教化していただきたいとの願いを伝えたところ、武蔵の国から数万の信者とともに念仏を唱え奥州路を教化しつつ天童にきたそうです。そして、今でも「一向上人」の命日である11月17日には、全国でも珍しい踊り念仏の一種「踊躍念仏」がおこなわれています。戦国時代には現在の天童市小路に移り、「天童古城」である「舞鶴山」にあった「天童城」の西の守りだったと言われています。天正12年(1584年)に「天童城」が落城した際に堂宇を焼失しました。現在の「本堂」は、銅板葺きの屋根で、現在の本堂は1825年(文政8年)に再建されたものです。「本堂」の脇には、最上(もがみ)地蔵第10番の地蔵尊が祀られています。
見どころとしては、「一向上人」が教化し苦しみから救い取ったという龍女を祀る「龍神堂」が境内にあり、雨乞いの神として信仰され、旱魃になると雨乞いの供養が行われるそうです。その他に、天童で将棋駒が作られるきっかけをつくったと言われる天童織田藩の家老「吉田大八」の墓もあります。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- JR天童駅から歩いて行ける距離です。
クチコミ投稿日:2024/06/28
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