熊本県で初めて内閣総理大臣となった清浦奎吾の記念館
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- 旅行時期:2023/08(約2年前)
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by たびたびさん(男性)
山鹿 クチコミ:30件
清浦記念館は、熊本県で初めて内閣総理大臣となった清浦奎吾の記念館。同じ敷地に明照寺という寺があって、清浦奎吾はそこの五男として生まれたんですね。
清浦内閣が生まれたのは大正13年。第2次山本内閣が虎ノ門事件で総辞職した後を受けたものでしたが、5か月の短命で終わっています。
明治政府は、実務能力重視。官僚が中心となって組閣すべきとする超然内閣の時代。しかし、政党が力をつけ始めると護憲運動等と合わせ、政党内閣の誕生へ。初めての政党内閣は原敬内閣ですが、今度は清浦奎吾を倒した加藤高明内閣が発足。そういう意味だと清浦奎吾は超然内閣の方に分類されるのかな。展示の内容を見ても、山鹿の優等生が熊本の優等生になって、上京した東京でもずっと優等生。とうとう総理大臣にまでなりました的な感じ。あまり思想的なものは感じられなくて、いろんな事態には実務的に対処していくというだけの人物だったような。日本は、政党政治への動きは長続きせず、いろんな社会への不満とともに軍部の台頭を招いていく。民主主義は時間がかかって、決断が曖昧等々否定的な見方もなくはない昨今。当時のことをどう評価すればいいのかはまだはっきりしていないような気もします。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- コストパフォーマンス:
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- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2024/05/29
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