大事なことは聖徳太子の思いを踏まえたその世界観の継承
- 4.0
- 旅行時期:2024/03(約3ヶ月前)
-
by たびたびさん(男性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:207件
四天王寺の建物は鉄筋コンクリートで復元されたものが多くて、この金堂も昭和36年の再建。法隆寺の金堂を基本として復元されたものだそう。寺の本堂にあたる建物ですけど、中はどうなっているのかなあと思ったら、本尊の救世観世音菩薩とその四方に四天王像が配されて、しっかり荘厳な雰囲気。ただ、建物の空間に対して、けっこうスカスカでその時はやっぱり残っている仏像は限られているから仕方ないんだろうなと理解しましたが、調べるとそうではない。救世観世音菩薩は平櫛田中作だし、四天王像は京都の仏師、松久朋琳・宗琳の作。飛鳥時代の時代考証をしたうえでの作だと思いますが、当時のものと言われていても信じていたと思います。もちろん当時のものが残っていればそれがいいに決まっていますが、そうでなくても大事なことは聖徳太子の思いを踏まえたその世界観の継承。そういう意味では十分にその役割を果たしているのではないかと思います。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2024/04/29
いいね!:0票