瑞龍寺

これだけ綺麗に並んだ伽藍は珍しい

4.0
旅行時期：2023/03（約1年前）

by masa8982さん（男性）

高岡クチコミ：14件

高岡の街を開いた前田利長公の菩提寺です。高岡駅の南口を出て、大通りをまっすぐ進めば八丁道にぶつかりますので、八丁道に出たら西（右手側）に進んでください。真正面が瑞龍寺です。八丁道との交差点に瑞龍寺・八丁道の第一駐車場があるので、そちらを目印にすると判りやすいと思います。ちなみに、前田利長公の墓所とは八丁道で繋がっているので、瑞龍寺と逆方向に進めば墓所に辿り着けます。
こちらの山門と佛堂、法堂は国宝に指定されています。また、平野に作ったからこそできたのでしょうが、堂宇が綺麗に正方形の形で回廊で結ばれ、中心に佛殿が配置されています。今までいろんな寺社を回ってきましたが、これだけ綺麗に伽藍が構成されているのは珍しいです。この美しい配置が特徴であることは間違いないでしょう。また、国宝になるだけあって堂宇も立派なものです。あと、かなり珍しいですが、法堂には東司（トイレ）の神様である烏枢沙摩明王が祀られています。元々は東司に祀られていたようですが、火災で東司を焼失した後に法堂に移されたそうです。
見事な建築を誇る寺院ですが、写真撮影が自由なことも特筆すべきでしょう。国宝である佛殿と法堂は写真撮影が自由です。但し、烏枢沙摩明王は写真撮影不可となっているので注意してください。修行の場である禅堂も写真撮影禁止となっています。私は閉門間際に訪れたので、人気の無い静かな境内を写真を撮りながらのんびりと見学できました。高岡というと大仏のイメージが先行しますが、観光名所としてみれば、こちらも決して劣らない場所です。是非訪ねてみてください。