帝国海軍ゆかりの大湊警備府が俯瞰できる唯一の場所
- 4.0
- 旅行時期:2023/03(約3年前)
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by 織田グレイシー道さん(男性)
下北半島 クチコミ:3件
斧のような秀逸な形をした下北半島は原子力半島であるの同時に防衛半島でもある。
ミニ鎮守府とでも言える海軍ゆかりの大湊警備府(海上自衛隊大湊基地)参拝したいのは山々だが、基地内は立ち入り禁止で北洋館も閉館中だったので海望館から基地を俯瞰するより他なかった。
実は大湊の護衛艦などいとも簡単に見えるものとばかりとタカくくってたのだが、意外にも遠望できる場所が無くそれこそ釜臥山にでも登山しないと完全に望めない珍しく手堅い基地であった。
ただ釜臥山は登山シーズンでなく標高も878mもあり自衛隊艦艇を確認するにはちと遠すぎるのだ。
海望館の塔からは何とか大湊基地のある芦崎湾が望め、なぜ室蘭を差し置いて大湊が鎮守府(警備府)の立ち位置を獲得できた理由が理解できたのだ。
つまり芦崎湾全部を海軍(海自)でまるっと独占でき、敵の攻撃を釜臥山が防いでくれるからに他ならなかったのだ。
そして帝国海軍伝統の天橋立のように風光明媚な景観と静かな入り江が鎮守府設立には欠かす事のできない条件であるのを悟ることができた。
惜しむらくは海望館がガラス越しにしか芦崎湾を望めないのと、屋上には行けない建築構造であったことである。
あと主要艦艇が軒並み出払ってたので室蘭で見学した作業艦「すおう」しか俯瞰できなかった事である。
次に下北半島へ来る機会があれば、釜臥山の登山と北洋館の見学をぜひとも実践してみたいものである。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- JR東北バス「海上自衛隊前」下車、但し本数少ない
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 防人目的の観光客が殆ど居ない
- 見ごたえ:
- 4.0
- 海望館からの大湊基地と芦崎湾の眺望が秀逸
クチコミ投稿日:2023/04/02
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