「芋代官」生みのお寺です。
- 3.0
- 旅行時期:2022/11(約3年前)
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by 旅好者さん(男性)
大田・石見銀山 クチコミ:34件
阿部家や宗岡家とは、道路の反対側の高台に、栄泉寺がありました。1596年(慶長元年)に建立されています。現在の本堂は、1800年(寛政12年)の大森の大火で全焼したため、7年後の1807年(文化4年)に再建されたものです。このお寺さんは、石見銀山の歴代の代官の中で、「芋代官」の名でもっとも慕われ、もっとも著名な代官を生み出したお寺です。というのは、時の代官・井戸平左衛門が栄泉寺で、滞在中の旅の僧で、徳の高いと評判の泰永から「さつまいも」の話を聞きます。その栽培を試している時の1732年(享保17年)に起こったのが「享保の大飢饉」でした。独断で備蓄米の放出、年貢の減免をして、取り敢えず庶民の餓死を逃れます。当然、平左衛門は罪を問われ、牢獄で病死(自害?)しますが、さつまいもの栽培をトライしていた一軒の農家が栽培に成功します。その方法が普及し、この地方は飢饉を乗り切ったのです。なお、山号は雪厳山で、曹洞宗のお寺さんです。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2022/12/26
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